韓国ソウルで、北朝鮮で揺れが観測されたと伝えるニュース報道を見る人々(2017年9月23日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)北朝鮮の核実験場近くで23日に観測された震源の浅いマグニチュード(M)3.5の地震について、核実験の監視などを行う包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)と専門家らは、今月3日に北朝鮮が実施した核実験の余波との見方を示した。

 ラッシーナ・ゼルボ(Lassina Zerbo)CTBTO準備委員会事務局長は23日の地震について、人工性である可能性は低く北朝鮮による6回目の核実験の8分30秒後に起きた「崩壊」現象に似ていると、ツイッター(Twitter)上で述べた。北朝鮮が今月3日に実施した6回目の核実験では、実験後に2回目の揺れが観測されている。

 さらにゼルボ氏はAFPの取材に「現時点で最も可能性が高い仮説は、今回の揺れは前回の揺れの余波として発生したというものだ。前回の揺れはマグニチュードが非常に大きかったため、その反動が破砕帯に及ぶこともまだあり得る」と述べた。

 米太平洋軍(US Pacific Command)関係者も、今回の揺れが「自然発生ではないと示唆するものは一切ない」と語った。

■中国の機関も

 当初23日の揺れは「爆発による疑いがある」としていた中国地震ネットワークセンター(CENC)も同日夜、超低周波音データの分析結果から「核実験ではなく自然地震によるもの」と結論づける声明を発表。さらに中国科学院(Chinese Academy of Sciences)もリポートの中で、今回の揺れは「遅れて発生した崩壊地震」だとしており、今回の地震は前回の核実験の影響によるものとしたCTBTOなどと同様の見解を示した。
【翻訳編集】AFPBB News