岡崎の得点に“異議” リバプールOBジェラードがノーゴール主張「100%ファールがあった」

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ジェラード氏は岡崎がGKの腕を引っ張っていたことを指摘 「シモンに同情する」

 レスター・シティの日本代表FW岡崎慎司は現地時間23日に行われたプレミアリーグ第6節の本拠地リバプール戦に先発出場し、前半アディショナルタイムに今季公式戦4得点目となるゴールを決めた。

 しかし、このゴールに異を唱える者がいる。それがリバプールのレジェンド、スティーブン・ジェラード氏だった。同氏は「100%ファールがあった」と主張しているという。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。

 岡崎のゴールが生まれたのは前半終了間際の45+3分。左コーナーキックからのこぼれ球を押し込む形で決まった。この場面で岡崎は飛び出してパンチングを試みたベルギー代表GKシモン・ミニョレを押さえ込むようにマークしていた。ボールはその頭上を超えてファーサイドのDFハリー・マグワイアとDFジョー・ゴメスが競り合うと、がら空きとなったゴール方向へこぼれたところへ岡崎がいち早く反応した。

 リバプールのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンも審判に講義していたが、英衛星放送「BTスポーツ」で解説を務めていたジェラード氏も、岡崎にファールがあったとしてノーゴールだったと主張している。

マンUのOBファーディナンド氏は肯定派

「私にしてみれば、あれはGKへのファールだ。シモンに同情するよ。彼はいつものように批判されてしまうかもしれない。100%ファールがあった。オカザキは彼の腕を引っ張ってジャンプするのを止めたんだ」

 リバプールのレジェンドはこう語っている。

 記事では、それに対してマンチェスター・ユナイテッドOBのリオ・ファーディナンド氏のコメントも紹介。同氏は「でも、あれはセンターフォワード(CF)の仕事だ。大抵の場合、小さなCFは妨害するためにGKの前に置かれる。そして彼は上手くその仕事をやり遂げた。彼はラインズマンと主審を騙し、その報酬を得た」と、岡崎が与えられた役割をこなした結果だったとポジティブな評価を与えている。

 試合はリバプールが3-2で勝利を収めたものの、岡崎のプレーには賛否両論が挙がっているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images