MCの笑福亭鶴瓶が、ゲストに内緒でその家族や友人、共演者、思い出の場所を訪問するなどあらかじめ徹底取材を行い、その模様をゲストと一緒に見ながら、ゲストの意外な素顔を引き出していくトーク番組。ゲストは俳優かミュージシャンである場合がほとんどだが、たまにお笑い芸人が登場する。今回は鶴瓶いわくそんな爛競鵐優鵑焚鶚瓩如▲ードリー(若林正恭・春日俊彰)がゲストだった。

事前取材を通して見えてきたオードリーの素顔を鶴瓶は「2人とも異常者」と言いつつ、最終的には「春日はある意味天才で、若林は秀才」と評した。

中高時代の同級生で、高校では同じアメフト部に所属していたのが出会いのきっかけという若林と春日。春日は良くも悪くも昔から悩まない性格で、売れない時代が長く続いて、仕事もお金もなく3万円の風呂なしアパートでも「いま幸せだから努力する理由が見つからない」と言っていたという。

27〜28歳の頃、若林はついに春日に「解散しよう」と言うために、夜中に自転車を走らせて春日のアパートをアポなしで訪問。しかし部屋のドアを開けると、西武ライオンズの大ファンである春日がパンツ一丁でメガホンを叩き、録画した西武戦を見ながら熱心に西武を応援していた。そのあまりの能天気ぶりに若林は「今こんな状況でよく人の応援できんな!」とあきれながら、静かに部屋のドアを閉めたのだとか。その後も、同じ事務所の先輩芸人・はなわに協力してもらい、春日の笑いを向上させるための「春日会議」を開くが、まったく効果がなかったらしい。

また、飴玉を水の入ったペットボトルに入れて振って混ぜ、ジュースにしていたという貧乏エピソードや、18年以上住んでいるというおんぼろアパートの部屋の様子もつまびらかになるなど、鶴瓶の言う通り「若林が憧れている、日常的にオモロいことをオモロいと思わずに当たり前のこととしてやれる春日」の奇才ぶりがうかがえた。

一方、狃┷有瓩亮穃咾蓮学生時代にはよく落語を聴き、ついには「夢野小若」という謎の落語家になりすまして、春日と親友の同級生・谷口さんに「小若師匠と呼んでくれ」と指示していたという恥ずかしいエピソードが明らかに。「テレビでいう話じゃない!」と若林は苦笑いするが、その当時から芸人に強い憧れを持ち、少しでも近づきたいと思っていたことが伝わってきた。

また、中高6年間が男子校だったことからコンプレックスが相当強く、大学で6年ぶりに同い年の女子と授業で隣の席になった際、ひと言話しかけられただけでパニックになってしまい、返事をするどころかそのまま教室から出て行ってしまったという。それから今に至るまでこじらせ続けているらしいが、それもいまや立派な芸風の一つとなって生きているのだから、コンプレックスも捨てたもんじゃない。

恩人渡辺正行の非情な審査員ぶり

その後、2人は若手お笑い芸人ライブ「ラ・ママ」を主宰していた渡辺正行に見いだされ、しばしばネタへのアドバイスをもらいながら、「M-1グランプリ2008」の敗者復活戦から勝ち上がって一気に認知度が上がり、現在の人気に至る。M-1では渡辺正行が審査員だったので、決勝では必ず自分たちに一票入れてくれるだろうと思っていたのに、NON STYLEに入れていたというエピソードには笑ってしまった。

それにしても売れない芸人ならではの泥臭いエピソードさえ、どこかおしゃれに見せてしまうA-Studio、おそるべし。ちなみに次回はまた通常運転に戻って(?!)、ゲストは女優の鈴木京香さんだそうです。
(TBS系 9月15日(金)深夜23時00分〜)

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