そのレア感が人気の生ハンバーグも、一歩間違えると食中毒の原因に。お腹の弱い人は行かないほうが無難かも(※写真はイメージです)

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ポテトサラダなどの惣菜を食べた人々がO157に感染した事件など、食中毒のニュースが相次いでいる。食品によっては重篤な症状に陥ったり、死に至る危険なものもある。また、健康のつもりで食べていたものが実は体に害があったりと、意外な食べ物が身の回りに溢れている。賢者たちが避けている危険な食品をランキングした!

◆食中毒に大腸ガン、E型肝炎。人気食材に危険がいっぱい?

 危険な流行食ランキング(※下記参照)1位を獲得したのは、近年、大流行中の「レアハンバーグ」だ。中まで完全に火を通さずレアで楽しむ人気メニューだが、食品安全教育研究所代表の河岸宏和氏はその危険性を指摘する。

「肉にはO157などの大腸菌やカンピロバクターなどの細菌がついています。ハンバーグは肉を細かく切断して混ぜるため、表面の菌がハンバーグの中に紛れ込む可能性が高い。加熱すれば菌を死滅させることができるのに、生ハンバーグは菌が死滅せずに残りやすく食中毒のリスクが上がります」

 続いてランクインしたのが、これまた人気肉メニューの「熟成肉」。消化器専門医の大竹真一郎氏はそのリスクについてこう解説する。

「熟成肉は肉自体を腐敗寸前まで保存するため、病原性の菌やカビなどが肉についてしまうと、長期保存でより菌が増殖します。はやりだからといって安易に提供している店で“熟成”肉を食べると食中毒を引き起こすことも。基本、菌類は75℃で1分間以上加熱すれば死滅しますが、レアな状態で出てきた場合は注意が必要です」

 また、肉好きには悲報だが、肉食自体が死の確率を高めるとも。

「日本のガン患者で多いのは大腸ガン。大腸ガン患者が急速に増えているのは、肉食によって悪玉菌が増え、腸内環境の悪化が原因の一つと考えられます。特に危険なのが牛肉と羊肉。前述の熟成肉になると、さらに危険性が高いとも言われています。肉好きの人は、食物繊維も摂取して、腸内環境の改善に努めましょう」

 年をとって体の抵抗力が弱まる40代以上は特に注意が必要だ。

 グルテン抜きダイエットなど、すっかり悪役の印象がつきまとう小麦粉だが、夏は「ラーメンより、つけ麺」という人も多いだろう。だが、そんなつけ麺のリスクを語るのが管理栄養士の梅原祥太氏。

「グルテンは腸の炎症作用があり、悪化すると腸に穴が開く『リーキーガット症候群』を引き起こし、アレルギーや栄養吸収の障害に陥ることも。加えて、つけ麺のスープは麺と絡みやすいようにラーメンよりも濃厚で塩分が多く、自然と多めに摂取してしまいます。また、割りスープでつけ汁を飲む場合、豚骨系より魚粉などのあっさり系のほうが飲みやすく、必要以上に飲んでしまうので注意を」

 コーヒーは3〜4杯程度なら心臓や脳血管などの病気で死亡する確率を4割ほど下げる効果があるという研究結果も出ているが、内科医・大和田潔氏は飲みすぎによる弊害も指摘する。

「脳が疲れるとアデノシンが増えて眠くなります。一般にカフェインは脳を刺激して目が覚めると勘違いされていますが、アデノシンのレセプターを一時的にブロックして眠気を弱める作用しかありません。アデノシンは溜まったままなので、問題を先送りしているだけ。一時的に眠気がひいたとしても脳自体のパフォーマンスは落ちているので、短時間でもいいから寝るべき。また、カフェインの取りすぎは手の震えや動悸の原因になり、コーヒーを立て続けに飲むと、急性カフェイン中毒になってしまう人もいるほどです」

 鹿や鴨など野生鳥獣の肉・ジビエ。イタリアンやフレンチ、日本の郷土料理として振る舞われるほか、近年では専門店もあるほどの人気食だが、健康を害する恐ろしい一面も。フードプロデューサーの南清貴氏は、こう警鐘を鳴らす。

「ジビエは本来食用として育てられたものではないので、牛や豚、鶏など普通の食用肉に比べ、解体時に菌類が付着する可能性が高い。その菌が体内に入れば食中毒を起こす危険性も高まります」

 刺し身はもちろん、中がレア状態の「生食」は絶対にNG。国立感染症研究所によれば、ジビエを摂取して発症したE型肝炎患者が過去最多を記録したという。

「しっかり加熱すれば菌は死滅しますが、鴨のローストやステーキを提供する店は多くありますし、E型肝炎は時に重篤な急性肝疾患に進展し、致命的となるケースもあるので絶対にやめてください」

<食べたら危ない!はやりもの食品ランキング>

1位 「生が通」だと思いがちなレアハンバーグ

2位 熟成中に菌も!繁殖されている熟成肉

3位 豚骨よりヘルシーに見えるが…つけ麺、特に魚粉系

4位 休憩に一杯が手の震え、動悸の原因になるコーヒー

5位 菌だらけの野生動物の肉ジビエ

― この食品が危ないランキング ―