どん詰まり人生が変わるかも? サクッと読めてタメになる物語系自己啓発書オススメ3冊【魂が燃えるビジネス】

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いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるビジネス」とは何か? そのヒントをつづる連載第17回

「もっと自分を成長させたい」「もっと人生を豊かにしたい」。

 そんな望みを持つ人に欠かせないのが自己啓発書です。自己啓発書では目標設定、時間管理、人間関係などが扱われますが、どれも骨太な内容で腰を据えて読まなくてはならないのが難点です。

 そんな「小難しい話」をわすりやすく噛み砕いて、エッセンスを抜き出しているのが物語系自己啓発書です。会話や独白が主体なので通勤電車や就寝前にサクサク読めて、しかも物語なので自然と印象に残ります。ふとした時にワンフレーズが浮かんで、仕事の参考になることも珍しくありません。

 今回はそんな物語系自己啓発書からオススメ3冊をご紹介します。

◆1.『チーズはどこへ消えた?』(著スペンサー・ジョンソン/扶桑社)

 ネズミと小人を登場人物に「豊富にあったチーズ(仕事や財産)がある日なくなったら……」を描いた作品。ネズミたちはさっさと見切りをつけて新しいチーズを探し始める一方、小人たちは「どうしてなくなってしまったんだ」と落胆し、「なぜなくなってしまったのか?」と事態を分析しようとします。

 この落胆と分析に終始する小人は私たちを象徴しています。そしてあれこれ考えずに行動を重視するネズミが成功者です。この対比から「変化の大切さ」「過去の成功体験にしがみつく危険性」が描かれています。

 ボリュームはあとがきまで含めても94ページ。伝えたいテーマの本質だけがピシャリと書かれた「山椒は小粒でもぴりりと辛い」作品です。

 全世界で1800万人が読んだ超ベストセラー。メジャー入りが噂される「二刀流」大谷翔平選手も愛読していることが広まり、日本でも再ブームになっています。話のタネにもなるでしょう。

◆2.『仕事は楽しいかね?』(著デイル・ドーテン/きこ書房)

 大雪で運行がストップした空港が舞台。日々の仕事に追われるサラリーマンが偶然居合わせたトップ実業家に日頃の不満をぶちまけ、それをきっかけに成功に関する対話が始まります。

 『チーズはどこへ消えた?』と同じく、変化がテーマです。しかしこちらは「過去の成功体験」や「現状維持」に対する変化ではなく、「目標設定」に対する変化を指しています。

 目標設定は自己啓発の定番ですが、それを盲信すると頭がガチガチに固くなってしまいます。「目標を設定し、必要な項目を割り出し、優先順位の高いものからこなしていけば最短で成功できる」と私たちは考えがちですが、はたしてそれだけでうまくいくでしょうか。ロジカルになるだけでうまくいくのなら、もっと大勢がとっくに成功しているはずです。

「明日は今日と違う自分になる」「遊び感覚で色々とやって、成り行きを見守る」

『仕事は楽しいかね?』はそんな行き当たりばったりのやり方を推奨し、またその成功例を取り上げることで、目標設定に対する幻想を打ち壊します。自己啓発書を鵜呑みにして、なかなか思い通りにならず苦しんでいる人にとって目からウロコになる内容です。

 ちなみに「目標設定」と「日々の変化」は少しも矛盾しません。この両立が自分の中で進むと、自分の生きている意味と他者への価値提供がぴったりと重なり、幸せに仕事ができるようになります。

◆3.『ディズニー7つの法則』(著トム・コネラン/日経BP社)

 世界トップクラスの顧客満足度を誇るディズニー。その秘訣を学ぶため、職歴の異なる5人の男女がフロリダのディズニーワールドで研修を受ける、というのが物語のあらましです。