20日、中国のポータルサイト・新浪に「日本はどうして謝罪しないのか?それは王陽明を間違って学んだからだ」とする文章が掲載された。資料写真。

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2017年9月20日、中国のポータルサイト・新浪に「日本はどうして謝罪しないのか?それは王陽明を間違って学んだからだ」とする文章が掲載された。

文章はまず「日本は抗日戦争期間中に中国の軍人・民間人を3500万人以上死傷させたが今でも謝罪せず、靖国神社に参拝している。その理由は、彼らが自らの誤りを認めていないからだ」と指摘。「日本社会は王陽明の『致良知』という思想の影響を受けている。そして『致良知』について、自身の誠意が極致に達していれば、自分の判断は正しいと解釈している」と説明した。

さらに「日本社会においては、確かに彼らの誠意は極地に達していた。軍人から各界の人物まで、皆が天皇の命令に従い、アジアを救うための大東亜共栄圏の成立によってアジアの国を救おうとした」と続ける。そして、1981年に米国留学中にクラスメートとディベートした際に、日本人が「戦争は人や経済に損失をもたらすが、自分たちは誠実だった。誠実はすなわち良知であり、天の理である。そのため、われわれは間違っていない」と語ったとしている。

文章は、王陽明について「明朝(1368−1644年)中期の学者であり、近年高く評価されている。内側の本心を探求して心学を発展させ、『致良知』の理論を提起した。『良知』は天性のものであり、道徳的な意味を持たないものである」と指摘する。

そのうえで、「致良知」の考え方の問題点として「王陽明は唯心一元論者であり、あらゆる物の真実の姿が自身の心のありようによって説明されている。しかし、本人の死後も万物は存在し続けることから、人々を信服させるのは難しい」「良知は『善』を代表するものではない。例えば、2人が1つの事柄に対して相対する判断をしながら、それぞれが『自分は致良知だ』と主張した場合にどう判断するのか」「多くの人の『良知』は粗雑であり、王陽明のような聖人レベルに達することは難しい」などを挙げている。

そして、「日本は王陽明の思想を学ぶ過程で誤った脇道に逸れた」と主張している。(翻訳・編集/川尻)