▽23日に県立カシマサッカースタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第27節の鹿島アントラーズvsガンバ大阪は、ホームの鹿島が2-1で勝利した。

▽首位の鹿島が7位のG大阪をホームで迎え撃った。ホーム6戦連続で完封勝利中の鹿島は現在4連勝中。三竿健斗が出場停止のボランチには、小笠原をベンチに置き、レオ・シルバと永木のセットを並べた。一方、2戦未勝利中のG大阪は、ファビオとアデミウソンが負傷欠場。先の天皇杯を登録上の関係で欠場したファン・ウィジョが先発復帰を果たした。

▽試合は、序盤から潰し合う激しい展開となる。その中で、カシマ3連勝中のG大阪がまず先制。7分、GK東口のフィードからバイタルエリア右のファン・ウィジョが昌子を背にボールを収め、ボックス右に差し掛かったところで間髪入れずに右足を一閃。これがGK曽ヶ端の意表を突いてゴール右隅に突き刺さり、G大阪が敵地で先取した。

▽リードを許した鹿島は、焦ることなく、サイドに流れてタメを作る金崎を軸にボールの主導権を握って反撃。15分には、土居がG大阪ゴールに襲いかかる。左サイドの敵陣中央から山本が右足で正確なクロスを上げると、中央のスペースから土居がヘディング。これが枠の右隅に飛ぶが、GK東口のファインセーブに阻まれてしまう。

▽ディフェンスに重きを置きながらカウンター主体の仕掛けで追加点を目指したG大阪も、26分に厚みのある攻撃を展開する。井手口がシュートを放てば、その直後に相手のミスを突き、右サイドのクロスから倉田がヘディング。そうした状況の中で、前線からの連動した守備が効力を発揮し始めると、試合の流れも徐々にG大阪ペースとなる。

▽このままハーフタイムを迎えたいG大阪だったが、前半アディショナルタイム1分に泉澤が中村をボックス内で倒して、鹿島にPKのチャンスを献上。キッカーを務めた金崎のシュートはGK東口に阻まれたものの、左ポストを叩いたボールの跳ね返りに素早く反応したレアンドロが冷静に押し込み、鹿島が土壇場で追いついた。

▽前半のうちに試合を振り出しに戻した鹿島は、ハーフタイム明けから長沢を投入したG大阪を相手に、迎えた後半も主導権を掌握する。一方的な展開に持ち込んだが、最後の精度を欠き、なかなかGK東口の牙城を打ち破れない。すると、鹿島は67分に安部を投入。同じタイミングで初瀬を起用したG大阪により圧力をかけていく。

▽重たい流れを変えられないまま後半アディショナルタイムを迎えた鹿島だったが、最後の最後で勝負強さを発揮。同2分、キッカーの永木が右CKから中央にクロスを送る。ゴール前に飛び込んだ植田が打点の高いヘディングをゴール右にたたき込み、鹿島が逆転した。このままG大阪を下した鹿島が底力を見せつける形で5連勝を飾っている。