血行促進にもいい「かぼちゃのグリル」

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 ことわざに「冬至(今年は12月22日)にかぼちゃを食べると風邪をひかない」とある。かぼちゃは、β-カロテンやビタミンCが豊富。β-カロテンには抗酸化作用があり、また、ビタミンAとして風邪などの感染症の予防やがんの抑制などの働きもある。食物中のβ-カロテンは約30%が吸収され、そのうち50%がビタミンAに変わるといわれる。食物繊維もたっぷり、さらにはビタミンEとのビタミンコラボで、血行促進や肌荒れの予防にも効果がある。

 かぼちゃには大きく分けて日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類がある。日本に“日本かぼちゃ”が入ってきたのは戦国時代。ポルトガル人が種子島に漂着した際、鉄砲とともにカンボジアから持ち込まれたとされる。“カンボジア”がなまって、名前が「かぼちゃ」になったという説もある。

 現在、一般に出回っているのは西洋かぼちゃが主流。甘みが強く粉質で、加熱するとホクホクした食感が身上だ。家庭料理研究家の松田美智子さんは、かぼちゃについてこう話す。

「野菜も果物も、“実”は包丁を入れた瞬間から乾燥が始まり、みずみずしさが失われます。できればかぼちゃも丸ごと買い、新鮮なうちに下ごしらえまですませておくことをおすすめします」

【かぼちゃの準備】
 かぼちゃは手に持ったときずっしりと重みがあり、ヘタの切り口がよく乾燥してコルク状になっているもの、そして軸の周りがへこんでいるものを選ぶ。加熱前に切り分ける際は、まず大ぶりに切り分けて種とワタをきれいにしごき取り、ラップをせずに3〜4分(途中、約1.5〜2分で上下を返す)レンジで加熱すると、ひと口大の切り分けがしやすくなる。乱切りにすると面が多くできて、火が均一に早く通る。

■「かぼちゃのグリル」のレシピ

【1】かぼちゃ1/4個(約500g)は種とワタを除き、縦に4等分して大きめのひと口大に切る。皮をむいて面取りをし、三温糖小さじ1をすり込んで10分置く。

【2】小さな容器にみじん切りにしたアンチョビ大さじ1、オリーブ油大さじ3、白こしょう少量を合わせ、これを【1】のかぼちゃにすり込んでマリネする。

【3】オーブン用耐熱皿に【2】をマリネ液ごと広げ、220℃に予熱したオーブンに入れて約15分焼く。焼き上がりに粗く刻んだ生こしょう大さじ1(一般の粗挽きこしょう小さじ1でも可)を散らす。

撮影/鍋島徳恭

※女性セブン2017年10月5日号