【動画】アルビレックス新潟、執念のドロー…J初ゴールの河田篤秀が2得点/J1リーグ第27節

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■J1第27節 札幌 2-2 新潟

札幌:早坂(45+7分)、ヘイス(56分)
新潟:河田(80分、87分)

明治安田生命J1リーグ第27節が9月23日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌とアルビレックス新潟が対戦。試合は2-2で引き分けとなった。

札幌は目標であるJ1残留へ向け、現在14位につけている。降格圏となる16位との勝ち点差は5となっており、まだまだ油断はできない立ち位置だ。次節は1つ下の順位にいるサンフレッチェ広島とアウェイで対戦することになっており、最下位チーム相手の今節では確実に勝ち点3をものにしておきたい。一方の新潟は直近14試合で勝ちがなく、最下位に沈んでいる。残留圏内との勝ち点差は12と厳しい戦いが続いているが、まだ諦めるわけにはいかない。勝ち続けることだけが、今のチームには求められている。

札幌は4試合ぶりにFWジェイをスタメン出場させた。一方の新潟は出場停止のFWドウグラス・タンキに代わってFW富山貴光が移籍後初先発。両FWの働きに注目が集まる中、札幌ボールでキックオフとなった。序盤に比較的ペースを握ったのは札幌。MFチャナティップが抜群のキープ力を発揮してチャンスを演出した。新潟もカウンターの機会をうかがいながら、MF小川佳純やMF加藤大らがチャンスメイク。

22分の新潟の攻撃では、ゴール前に飛び込んだ富山が相手GKク・ソンユンと接触。富山にはイエローカードが提示された。倒れ込んだク・ソンユンは一旦はプレーに復帰するも、結局は続行不能に。担架でピッチ外へ運ばれ、28分にGK金山隼樹との交代を余儀なくされた。さらに30分、新潟も富山が負傷交代。双方にとって想定外のカードを切る形となり、スタジアムは不穏な空気に包まれた。

この接触プレーで札幌が得たFKでは、DF福森晃斗が直接狙っていった。左足でコントロールされた巻いたボールは、しかしわずかにゴール左へと外れた。その後は双方ともに激しく攻防を繰り広げたが、新潟のFWホニや札幌ジェイのシュートは枠を捉えることができない。

負傷などで長くプレーが止まった前半、アディショナルタイムは6分間が与えられた。その終了間際に札幌がFKを獲得。右サイド浅い位置からのプレースキックはペナルティエリア左へ。ここでジェイが競り勝って中央へ折り返すと、走り込んだMF早坂良太が右足で合わせた。これが決まり、ホームの札幌が先制に成功。早坂にとってはこれがサガン鳥栖からの移籍後、初のゴールとなった。

このゴールと同時に前半は終了。1点リードで後半を迎えた札幌は、前半から引き続いて攻撃の手を緩めない。そして56分、左サイド寄りの敵陣中央でFKを獲得した。蹴るのはFWヘイス。ゴール左隅を狙ったシュートは鋭い回転で落ちる軌道を描き、これが直接決まって点差を2点に広げた。札幌はセットプレーで2点を挙げる形となり、新潟としては苦しい展開に。

2点以上を奪わなければならなくなった新潟は、必死の反撃を見せる。DF堀米悠斗やMF磯村亮太が積極的なプレーを展開するも、決め手を欠いてしまい、逆にカウンターでピンチを招く場面も。しかしその攻勢が実を結ぶ。80分、新潟が右CKを得ると、ホニの蹴ったボールはゴールから遠目の位置へ。これにFW河田篤秀が後ろへ下がりながら頭で合わせる。ふわりと浮いたボールはGKの頭を越え、ゴールへするりと吸い込まれた。新潟が1点差に詰め寄る。河田はこれがJリーグ初得点。

札幌は81分、MF稲本潤一を投入。稲本は負傷からの復帰で、実に469日ぶりの公式戦出場となった。しかし、新潟が主導権を握り続ける。87分、MF山崎亮平のヒールパスに反応したDF小泉慶が鋭いクロスを入れると、走り込んだ河田がこれに合わせて強烈なシュートを突き刺した。この日2得点目は貴重な同点ゴールに。終盤に試合を振り出しに戻した。

5分間のアディショナルタイムには稲本のシュートも飛び出したが、得点は生まれなかった。ゲームは2-2の引き分けに終わり、勝ち点1を分け合う結果となった。札幌は2点リードを守れずに痛いドロー。新潟は敗戦こそ回避したものの、これで15試合勝ちがない。