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1999年のデビュー以降、数々の記録を打ち立て、女子テニス界のスーパースターとして君臨しているセリーナ・ウィリアムズ選手。

彼女は2016年12月に、アメリカの巨大掲示板『reddit』の創業者である、アレクシス・オハニアン氏と結婚。2017年9月1日は、第一子となる女の子を出産しました。

そんな中、母となったセリーナ選手が、自分の母親に宛てた手紙を公開し、反響を呼んでいます。

正直な思いが共感を呼ぶ

セリーナ選手の手紙には、自分の母親に対する思い、そして、これまで受けてきた苦しみが赤裸々につづられていました。

愛するお母さんへ

私が知っている強い女性、それはお母さんよ。

娘を見つめていたら(そうなの!私には娘がいるのよ!)、彼女が自分と同じ強い腕と脚を持っていることに気付きました。

彼女は私とまったく同じ、強く、筋肉質で、力強くて、素敵な腕と身体をしています。

けれど、私が15歳から今日まで受けてきたような扱いを、娘も受けることになってしまったら、私はどうすればいいのでしょう。

私は、見た目がとてもたくましいという理由で『男のようだ』といわれてきました。時には、ドーピングを疑われたこともありました(誠実さに誇りを持っている私は、そんな姑息なマネをしません)。

それに、私は女子スポーツではなく男子スポーツの枠に属すべきだという声も。理由は同じ、私の見た目がたくましいからです(この身体は、ハードなトレーニングの成果であり、生まれつきのもの。自分の身体には誇りを持っています)。

しかしお母さん、黒人女性の力をまったく理解しない記者やアナウンサー、批判的な人に対する怒りを、あなたはどうやって抑えてきたのですか。

私たちは、そうした人たちに、世の中にはいろいろな女性がいることを証明できて、誇りに思っています。

みんな見た目が違うのは当たり前。ふくよかな人もいれば、筋肉質な人もいるし、背が高い人もいれば小さい人もいる…けれど、みんな同じです。私たちは女性であり、誇りを持って生きているのです。

お母さん、あなたはとても魅力的な人で、私もそうなりたいといつも思っています。努力はしているけれど、神様によると「まだまだ」とのこと。道のりは遠いみたいだけど、これからも頑張るつもりです。

いつも私のお手本になってくれてありがとう。お母さんのおかげで、つらいことも耐えることができました。いまでは、それも『挑戦であること』と楽しんでいます。

私も、娘のアレクシス・オリンピアに同じことを伝えてあげたい、あなたの毅然とした態度を伝えていきたいのです。

だからお母さん、これからも私の側にいてください。いつになれば、お母さんのように優しくて、強い女性になれるかは分かりません。けれど、お母さんのような女性になれるよう願っています。

心から愛しています、お母さん。

あなたの5人の娘の末っ子、セリーナより

self.serenawilliams ーより引用

華々しい活躍の裏で、見た目を理由に、屈辱的な言葉を浴びせられることもあったというセリーナ選手。

しかし、そうしたつらい経験を乗り越えることができたのは、母親の存在が大きく関係していたようです。

母親に対する深い愛を感じさせる手紙は、公開直後から大きな話題を呼び、さまざまな声が寄せられています。

強く心に響くメッセージだった。あなたなら、素晴らしい母親になれる!なんて素晴らしい家族愛なんだろう!あなたの強さと勇気は、素晴らしい。すでに、素敵なロールモデルだわ。

男女を通じ、シングル・ダブルスともに、テニスの4大大会(全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープン)をすべて制覇した、唯一の選手であるセリーナ選手。

「生きる伝説」と称されるほどの功績は、彼女1人の力だけでは成しえなかったのかもしれません。素敵な母親の存在が、彼女のパワーの源なのでしょう。

[文・構成/grape編集部]