名将ペップ、リーグ杯による過密日程に嘆き節「試合のたびにエネルギーを浪費する」

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リーグ戦、FA杯、欧州カップ戦、リーグ杯を並行して戦う状況にジレンマ

 イングランドのプレミアリーグに所属するクラブはリーグ戦、FAカップ、強豪になるとヨーロッパでのカップ戦に加えてリーグカップ(カラバオ・カップ)と4つのコンペティションを並行して戦う過密日程を強いられる。

 マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、試合後の会見でリーグカップの存在が「エネルギーを使いすぎる」と話したという。英公共放送「BBC」が伝えている。

 シティは現地時間20日に行われたカラバオ・カップ3回戦ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦に2-1で勝利し、4回戦に進出。若手アタッカーのレロイ・サネが2得点を挙げるなど豊富な陣容を誇るチームの底力を見せつける形となったが、この日はリーグ戦の前節から8人のスターティングメンバーを入れ替えた。

「1試合勝つごとに賞金は得られていくが、そのたびにエネルギーを浪費することになるんだよ」

 ペップ監督は試合後にこのように切り出し、次のように話を続けた。

「想像できないかもしれないが、トニー・ピュリス率いるWBAと90分間戦い、3〜4時間バスに揺られて地元に戻る。その3日後にはクリスタル・パレスと戦い、また3日後には(UEFAチャンピオンズリーグの)シャフタール・ドネツク戦、そして3、4日後にはスタンフォード・ブリッジを訪れないといけない」

「若手にとって出場機会は封鎖されている」

 優勝候補チェルシーとのリーグ戦、CLグループステージと立て続けにビッグマッチが続く中で、リーグカップを戦う難しさを説いた。「監督にとってそれは多くのエネルギーを費やす。ただ、それは前から分かっていたことだし、その期間自体には不満はない。もし我々がプレーする義務があるなら、闘うのみだ」とフォローしたものの、必勝を問われる一戦が続く状況に「トップクラブの若手選手にとって、出場機会は封鎖されている」とも口にしている。

 勝利が最優先されるビッグクラブでは、心の休まる日もなく、若手を抜擢するのにも二の足を踏む――。ペップ監督のジレンマは、各クラブの指揮官共通のものかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images