身を粉にしながら働くビジネスマンの頭髪には白髪が混じっていることがよくあります。白髪程度なら誰しも一度は生えたことがあるとは思いますが、鼻毛に白髪が生えてきた経験はおありでしょうか?白髪だけでなく白い鼻毛まで生えてきた日には、そろそろ自分も歳かなと落胆してしまう方もいるでしょう。でもこの鼻毛に白髪が混じるのに何か原因でもあるのでしょうか。

鼻毛はもともと誰しも白髪?

ちなみに鼻毛が成長する以前は、誰しも鼻毛は白髪であるようです。いわゆる産毛の状態というやつですね。ここから鼻毛が伸び成長していく段階で、鼻毛の色が白から黒に変っていくのです。この鼻毛を黒く変化させるのに一役買っているのがメラノサイトです。メラノサイトはメラニン色素を生成し、その量が増加するに伴い、鼻毛がだんだん黒へと変っていきます。しかしこのメラノサイトの働きが何かしらの原因によって弱くなってくると、メラニン色素がきちんと生成されなくなり、やがて白髪の鼻毛が出てくるというわけです。

メラノサイトの働きが弱くなる原因

ではどうして鼻毛を黒くするメラニン色素を生成するメラノサイトの働きが弱まるのか。この原因はいくつか指摘されています。まずはメラノサイトの活性に寄与している、たんぱく質、ビタミン、ミネラルといった栄養素の欠如・不足が挙げられます。この中でも特にカルシウム、亜鉛、銅といったミネラルが不足しやすい傾向にあるようです。ようは鼻毛を黒くする材料が足りませんよということですね。そして次に挙げられるのが睡眠不足です。メラノサイトは睡眠時に分泌される成長ホルモンの影響を受け、細胞分裂を繰り返し増加していきます。しかし睡眠が不足しているとなれば十分な成長ホルモンの分泌が得られず、それに伴いメラノサイトは減少し続け、やがて鼻毛が白髪になるということです。

血行不良もその原因のひとつ

血行不良もメラノサイトの働きを弱める原因のひとつです。血行不良と一括りに行っても、それの要因となっているのは様々です。例えば運動不足、過剰なストレスの蓄積、カフェインの過剰摂取、過剰な喫煙・飲酒などなど。あえてこれらを一括りにまとめるとなると、生活習慣の乱れというものですね。生活習慣の乱れがメラノサイトの活性を弱め、通常は黒いはずの鼻毛を白くしてしまうのです。そして鼻毛が白髪化する原因としてこれらを紹介してきましたが、頭髪の白髪発生にも同じことが言えるので注意が必要です。白髪になる原因、鼻毛や頭髪の白髪化が嫌な方は、乱れた生活習慣を正し、栄養バランスの整った食事を心がけるようにしましょう。白髪を食い止める方法も是非参考に。


writer:サプリ編集部