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日本では、多くの駅で採用されているホームの『乗車位置表示』。

停車する電車のドアの位置を表示してくれるため、とても便利です。

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ところが、海外ではこういった『乗車位置表示』は決して一般的なものではありません。

イギリス・ロンドンにある地下鉄のキングス・クロス駅では、これまで「ここに電車が止まります」という表示は一切ありませんでした。

しかし、2017年7〜9月にかけて混雑緩和を目的に、『乗車位置表示』をテスト的に導入。市民から好評を得るかと思われたのですが…。

長年の経験が無駄になった?

キングス・クロス駅を利用するダニエル・エアーズさんが9月12日に投稿した、1つのツイート。

そこにはこんなことが書かれていました。

20年かけて培ってきた私の個人的な地下鉄の専門知識と通勤時の競争優位性は、緑のペイント(乗車位置表示)のせいで役立たずになってしまった!

@yodaniel ーより引用(和訳)

つまり、エアーズさんは「自分だけが知っていた知識が公にされてしまって不便になった」と語ったのです。

「軽いジョークのつもりだった」と後に明かされたこのツイートに対し、多くの人が「その通りだよ」とコメントしたことは、エアーズさんにとっても意外だったようです。

「余計なことをしやがって!」というのが正直なところかな。地下鉄で座れなくなってしまったよ。不便とまではいわないけど、そこまで教えてあげる必要があるのか、とは思ってしまうね。日本に行ったことがあるから存在は知っていたよ。そんなに嫌なら緑のペンキで、ホーム全体を塗ってしまうというのはどうだろう?

ちなみに、日本とは異なり、キングス・クロス駅の『乗車位置表示』は「ここに並んでください」という意味ではなく、「ここから人が降車するので立ち止まってはいけません」という意味なんだとか。

本来の目的である混雑緩和が実現できれば、エアーズさんをはじめとする駅利用者の多くにメリットがある『乗車位置表示』。

すでに定着している日本から見ると、決して悪い試みではないように思えるのですが…。

[文・構成/grape編集部]