日清オイリオグループ(2602)、株主優待を変更! 株式併合と単元株数の変更に伴う配布基準の見直しに 加えて、100株の優待を新設して自社製品を贈呈へ!
日清オイリオグループ株式会社が、株主優待の配布基準を変更することを2017年9月22日に発表した。
従来、日清オイリオグループの株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、内容は「1000株以上保有する株主に、自社製品(食用油)3000円相当を贈呈」というものだった。
今後も自社製品が贈呈される点は変わらないが、2017年10月1日を効力発生日として、単元株数変更(1000株⇒100株)と株式併合(5株⇒1株)が実施されることに伴い、株主優待の配布基準が変更される。
具体的には、変更後は「100株以上保有する株主に、自社製品1500円相当。200株以上保有する株主に、自社製品3000円相当を贈呈」となる。変更前から1000株保有していた場合、単元株数の変更と株式併合が実施された後は200株の保有となり、優待利回りは変わらないが、「100株(併合前の0.5単元=500株)」の配布基準が新設されるので、最低投資金額は従来の半分に引き下げられる。
この株主優待の変更は、2018年3月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。
日清オイリオグループの株主優待制度の変更前と変更後
(変更前)※単元株変更および株式併合前 | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末 | 1000株以上 | 自社製品3000円相当 |
詳細 | 優待品は、6月末〜7月上旬に発送される。 |
(変更後)※単元株変更および株式併合後 | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末 | 100株以上 | 自社製品1500円相当 |
200株以上 | 自社製品3000円相当 | |
詳細 | 優待品は、6月末〜7月上旬に発送される。 |
日清オイリオグループの株主優待の利回りは?
日清オイリオグループの2017年9月22日時点の株価(終値)は740円なので、変更前と変更後の株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。
【変更前】
(1000株保有の場合)
投資金額:1000株×740円=74万円
優待品:3000円相当
優待利回り=3000円÷74万円×100=0.40%
【変更後】※1000株⇒100株の単元株変更と、5株⇒1株の株式併合後
(100株保有の場合)
投資金額:100株×(740円×5株=3700円)=37万円
優待品:1500円相当
優待利回り=1500円÷37万円×100=0.40%
(200株保有の場合)
投資金額:200株×(740円×5株=3700円)=74万円
優待品:3000円相当
優待利回り=3000円÷74万円×100=0.40%
日清オイリオグループの株主優待の変更は、2017年10月1日に実施予定の単元株数の変更と株式併合に伴うもの。変更後は株主優待の権利を獲得するための最低投資金額が半額になるため、ハードルが下がって投資しやすくなる点は朗報だろう。食用油のような、多くの人にとって使い勝手のよい株主優待品は人気があるので、注目する価値はありそうだ。
なお、日清オイリオグループは食用油や食品用・飼料用のミール(油粕)など油脂原料を生かしたサプリメントや生活習慣対応食品の開発から販売までを手掛ける会社。グループ会社による関連事業は、食料品販売、港湾運送、コンピュータシステム開発など多岐にわたる。
2017年8月4日に発表された2018年3月期の第1四半期の連結業績は、すべて前年同期比で、売上高が8.0%増、営業利益が11.7%増、経常利益が29.6%増、四半期純利益が42.8%増と堅調な伸び。主要な原料価格の高騰など厳しい環境の中、ミールの売上が好調。ただし、通期の予想では、売上高が4.6%増、営業利益が2.3%減、経常利益が3.0%減、当期純利益が14.1%減となっている。
■日清オイリオグループ | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
食料品 | 2602 | 東証1部 | 3月末 |
株価(終値) | 単元株数 (※2017年9月22日時点) | 最低投資金額 | 配当利回り |
740円 | 1000株 | 74万円 | 1.62% |
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※株価などのデータは2017年9月22日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |