22日、韓国メディアによると、中国外交部が「韓国は戦術核兵器を配備しないと約束した」と発表したことが、韓国内で「事実に反する」として物議を呼んでいる。資料写真。

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2017年9月22日、韓国・TV朝鮮などによると、中国外交部が「韓国は戦術核兵器を配備しないと約束した」と発表したことが、韓国内で「事実に反する」として物議を呼んでいる。

国連総会が行われている米国ニューヨークで現地時間20日に中韓外相会談が開かれた。会談後、中国の王毅外交部長は「康京和外交部長官が『朝鮮半島に再び戦術核兵器を配備しないという公約を忠実に守る』と話した」と発表した。

これに対し、TV朝鮮は「韓国が戦術核兵器を再配備しないことを決定し、それを中国に約束したということを事実と見ることは困難」とし、「韓国政府の一貫した立場は『戦術核兵器を検討したことはない』というものであり、『配備しないことを決定した』のではない」と反論した。

康長官も今月11日の外信記者懇談会で「もし政府として(戦術核兵器の配備への)政策の検討が必要だとした場合、さまざまな要素が検討されなければならない」と述べ、戦術核兵器の配備への余地を残した発言をしたことがある。

さらに、TV朝鮮は「今回の会談で戦術核兵器は議題に上がらなかったことが分かった」とし、「一部では相手国の発表文に干渉しないという外交慣例を利用して、中国が自らに有利になるよう会談内容を歪曲(わいきょく)して発表したという批判が出ている」と指摘した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「中国は傲慢だ」「北朝鮮の影の役割をする中国」「中国にもてあそばれているんじゃないのか」「また中国の作戦に巻き込まれた」「高高度防衛ミサイル(THAAD)も戦術核も中国にとやかく言われる問題ではない」など中国に批判的な意見が多く寄せられた。

また、核兵器配備に関して「少なくとも戦術核の配備は必要」「核兵器の独自開発だ」など肯定的な意見とともに、「戦術核再配備には反対だ」と否定的な意見も見られた。

その他、「これが康京和の限界」と康長官の外交能力に言及するコメントもあった。(翻訳・編集/三田)