【秘湯】日本に実在する珍しい温泉9連発!「長湯しすぎたら死ぬ温泉」「外気との温度差が60度の温泉」など

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暑かった夏が終わり、これからいよいよ少しずつ肌寒い季節がやって来ます。皆さんは夏と冬、どちらがお好きですか?

温泉で温まりたい季節



寒い季節に楽しみたいのはやっぱり温泉ですよね。日本には各地にたくさんの温泉があり、泉質や効能もさまざま。見事な景色を見渡しながら露天風呂に浸かれば心身ともにリラックスできますし、いろいろな温泉地を巡るのが好きだという人も多いのではないでしょうか。

秘湯・珍湯と呼ばれる温泉を紹介



日本にはいくつも有名な温泉地がありますが、あまり知られていないけど非常に個性的な秘湯・珍湯などと呼ばれる温泉地も数多くあります。そこで今回は日本に実在する珍しい温泉をまとめてご紹介。皆さんはいったいいくつご存知でしょうか。



1. 平内海中温泉(鹿児島県)

鹿児島県の屋久島に存在する温泉で、屋久島平内の海中から湧き出ています。つまり温泉が海の中にあるため、入浴できるのは1日2回の干潮時の前後2時間くらいだけ。それ以外の時間は海の中にあって入れないという、まさに幻の温泉です。

2. 切明温泉(長野県)

新潟県との境の長野県最北の場所に存在する温泉。中津川の上流では河原から温泉が湧き出ているのですが、これに入るためには旅館でスコップを借り、自分で温泉を掘らなければなりません。でも自分で掘った手作りの露天風呂に浸かれば気分は格別。清流の音を聞きながら、心と体で自然を満喫できる秘湯なのです。

3. 湯の峰温泉 つぼ湯(和歌山県)

湯の峰温泉 つぼ湯の特徴は、熊野詣の湯垢離場として世界遺産に登録されている温泉だということ。

また、湯の谷川の河原に建つ茅葺き屋根の湯小屋は日本最古の温泉として長い歴史を持つことで有名です。天然岩のお風呂を板で囲っただけなので、2〜3人が入るといっぱいになってしまうため30分交替制になっています。また、この湯は日に何度か色を変えることから「七色の湯」とも呼ばれているのです。



4. 然別湖畔温泉(北海道)

北海道で最も高い標高に位置する自然湖の然別湖(しかりべつこ)には、真冬の期間(例年1〜3月)だけ出現する氷上の露天風呂があります。

浴槽はカチカチに凍った湖の上で、そんな温泉に入浴できるのは日本でもここだけでしょう。昼間だけでなく、夜間も入浴可能で、外気温とお湯の温度差が激しい時には50〜60度になることもあるのだとか。昼間は真っ白く凍った湖や山、夜は満天の星空を楽しむことができます。

5. 黒薙温泉旅館(富山県)

この温泉は富山県の黒部峡谷にある黒薙川沿いに位置していて、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車でしかたどり着けません。携帯の電波は届かず、宿にはテレビもないうえに、Wi-Fi環境もなし。ただ鳥のさえずりと川を流れる水の音しか聞こえないというまさに秘境温泉なのです。

河原に作られた野趣溢れる露天風呂は約28畳の広さを誇り、自然の雄大さを満喫することができます。なお、トロッコ電車が休業する冬季は休館となるので要注意。



6. 駒の湯温泉 駒の湯山荘(新潟県)

水温32度という温水プールのようなぬるま湯が毎分2000リットルもかけ流されるという温泉。最初は肌寒く感じますが、1時間、2時間とぬるいお湯に浸かり続けていると、身体が慣れてきて寒くなくなってくるのだとか。

このようにぬるいお湯に長く浸かる温泉を「持続湯」と言い、神経の高ぶりを抑え、精神を安定させる作用があると言われています。初心者でも、1〜2時間は簡単に浸かることができるので、日帰りでなく宿泊で満喫したいところ。ただし、山荘はテレビやエアコンはなく、明かりはランプと言う環境になっています。

7. 地獄谷温泉(長野県)

150年以上の歴史のある温泉で、ニホンザルの入浴シーンを眺めることができることで有名。世界的な雑誌「LIFE」の表紙を飾ったこともあると言うのですから驚きです。猿との入浴を狙うなら早朝がおすすめ。ただし、猿が入っているときは目を合わせないようにして、静かに混浴しましょう。また猿が出没しない時期も噴泉や山々の緑など、見事な景観を楽しむことができます。



8. 新津温泉(新潟県)

もともとは石油を掘っていたそうですが、すぐに石油は出なくなり、代わりに石油臭い温泉が出始めたという新津温泉。浴室の扉を開けた瞬間に漂うニオイは石油そのもの。ガソリンスタンドと間違えてしまったのではないかと錯覚してしまうほどです。泉質はスベスベとしていて普通のお湯とは明らかに違うものの、不思議と油っぽさはないのだとか。

9. 七里田温泉 下湯(大分県)

まるでコーラやサイダーのように激しく炭酸の泡がはじけ飛ぶ、日本一の炭酸泉と呼ばれているのが七里田温泉 下湯。かつては地元の人たちがこっそりと楽しむ温泉で、全国的にはまったく知られてなかったそうですが、あまりにも凄まじい炭酸泉を広めないのはもったいないと言うことになり、一般に開放されるようになったのだとか。

何もしていなくても泡がシュワシュワと弾け、体を入れるとまるで炭酸のペットボトルドリンクを開けた瞬間のように激しく泡立ちます。あまりにも珍しい上に、温度は約36度と低めなのでつい長湯をしてしまいがちですが、炭酸ガスで死亡者が出たこともあるというのですから気をつけないといけません。



有名な温泉地では味わえない良さがある



以上、選りすぐりの秘湯・珍湯を9連発でお届けしました。これらをすべてご存知だった方は余程の温泉マニアだと言えるでしょう。

有名で人気の高い温泉地はリラックスしやすい環境が整い、満足度が高い施設ばかりですが、これらの秘湯・珍湯には有名な温泉地では味わうことのできない良さがあります。もし機会があれば、この秋・冬にお出かけされてみてはいかがでしょうか。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/