大詰めを迎えたプロ野球 クライマックスシリーズ出場の行方は

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 広島カープ、ソフトバンクホークスがすでにリーグ優勝を決めている今年のプロ野球。ここからはいよいよAクラス争い、つまりクライマックスシリーズ(CS)への出場を目指しての戦いが熱を帯びて行く。両リーグのCSに進む権利を手にできるのは果たしてどのチームか。

■横一線のDeNAと巨人 セリーグでは優勝した広島以外では2位阪神・3位DeNA・4位巨人の3チームにCS進出の可能性がある。ただし、阪神はDeNAに対し5.5ゲーム差をつけており、残り10試合を大きく負け越さない限り、有利な状況は変わらない。

 熾烈さを増しているのは3位争いだ。5月から6月にかけ球団ワーストの13連敗を喫し7月半ばまで5位と低迷から抜け出せずにいた巨人が夏場に巻き返し、8月31日には3カ月振りの貯金を記録、先発投手陣の奮起もあり、しぶとく勝ち星を挙げ続けている。一方でDeNAは今月に入り4連敗を喫するなど、勢いに乗り切れていない。

 22日は巨人が広島に敗れたため、DeNAと巨人のゲーム差は0.5となった。残り試合数はDeNAが10、巨人が8。直接対決は無い中でたった一つの星の取りこぼしが致命傷につながる。 ■西武と楽天でほぼ決まり、残りは2位争い パリーグでは2位の西武がソフトバンクに続きCS進出を決めている。開幕直後から首位の座を守り続けていた楽天は8月を7勝18敗1分けと大きく負け越したことが響きソフトバンクに首位を明け渡すと、西武にも抜かれ現在は3位、9月も黒星が先行している。

 それでも4位オリックスとは11ゲーム差と大きく離れており、ともに残り試合は10試合以上あるものの、楽天のCS進出もほぼ確定となっている。残りの焦点は、現在2ゲーム差の2位争いを、西武と楽天のどちらが制するかだろう。

 シーズンとは違い、短期決戦から伝わる緊張感が魅力のCS。2位・3位チームが波乱を起こす「下剋上」も期待される中、今シーズンの覇者である広島・ソフトバンクは何れも勝率6割を大きく超える強さを発揮、2位以下を引き離しての「大独走」の末、早々に優勝を決めている。

 CS史上最強ともいえる王者の牙城への挑戦者を決める、意地とプライドを懸けた戦いはシーズン最終盤まで続いてゆくだろう。