今夏に行われたDFBポカール決勝では、長きにわたり続いた呪縛を解き放ち、ついにタイトル獲得に成功したマルコ・ロイス。しかしこれまでキャリアを通じて苦しめられてきた『怪我』という魔物からは解放されることはなく、そこで受けた前十字靭帯の部分断裂からこれまで、復帰にむけて精力的にとりくんでいるところだ。

6週間にわたった最初のリハビリのフェーズにおいて、ロイスは1時間半の治療をうけ、そして1時間半のトレーニングを、アスレティックトレーナーのフロリアン・ワングラー氏やフィジオセラピストのトーマス・ツェッツマン氏の指導の下で行なっており、さらに筋肉の回復にも努めている。

金曜日にドルトムント公式にて口を開いたドイツ代表MFは、「ここまでは本当に良い感じだ」との印象を語り、「順調にきている」ことを強調。そして何より、膝には特に合併症など、特に問題はないことも明かした。

しかしそれでもロイスはまだしばらくの間、我慢を強いられる日々を過ごすことになる。ただその一方でここまでボルシア・ドルトムントは、ロイス不在の穴をクリスチャン・プリシッチや、新戦力のマキシミリアン・フィリップが埋めており、「僕たちはとても良いサッカーをみせているね」と、ボシュ新監督の手腕を評価。

「特にFWに関しては、決して悪くなんていえない仕事ぶりをみせているところだ。それは得点の数からも見て取れる」と述べ、「クリスチャンのことは長い間知っている、彼がとても大きなクオリティを持った選手であるということもね。マキシミリアンについては、特に慣れへの問題もなくここまでやれている。すぐにプレーに加わって、得点を重ねているよね」と目を細めた。

ただそれでもロイスにとって、チームメイトらが躍動する姿を、外から目にするしかできないことは本当に辛いことだろう。「でも僕は落ち着いている。そこに必ず戻れるとわかっているから」その瞬間こそ、ロイスのみならず全てのドルトムント関係者たちすべてが心待ちにしているものだ。

タフな日程のなかで自信をみせるボシュ監督


そのドルトムントは、ロイスはじめ数多くの離脱者を抱えながらも、このタフなスケジュールのなかで「全く問題を感じない」と、ペーター・ボシュ監督は自信をのぞかせており、「良い感覚を覚えているよ。選手たちには自信がみなぎっているし、良いサッカーをみせており、まさに1つのチームとして戦っている。そして何より重要なことは、勝利を収めるということだよ」との考えを述べている。

一方で下唇に裂傷があるマリオ・ゲッツェと、筋肉系に問題をかかえるジェレミー・トルヤンがメンバー復帰を果たすかについては、最終調整をみてから判断するとのことで、マーク・バルトトラの方はクラブ公式にて復調を果たしたことをアピール。「状態はいいし、グラードバッハ戦はいけるよ」と宣言した。

グラードバッハ戦にむけて、ボシュ監督は「良いサッカーをしているし、この力にもいいものがある。我々としては、これだけの良いチームを相手にしても、自分たちのサッカーを貫き通していかなくてはならない」と意気込みをみせている。