貧乏父さんから金持ち父さんに変わるための法則とは?

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金持ち父さんは自分のお金をどう守る?

皆さん、こんにちは。ロバート・キヨサキです。前回の連載第20回から金持ち父さんの教え「会社を作って節税する」編に入りました。「税金はあなたにとって最大の支出だ」ということを覚えておいてくださいとお伝えしました。金持ちになりたかったら、「税金」について学ぶことはとても重要なのです。

前回お話したように、金持ち父さんと貧乏父さんは、「税金」、そして政府と金持ちについて全く違った考えをしていました。自分の将来のためにどちらの言うことを信じるべきか、悩み続けた私がその答えを見つけたのは、税金の歴史を学んだときでした。

私は、「金持ちは会社を利用して自分を守っている」ことを知ったのです。政府が戦争の時だけでなく毎年税金を取り立てることを法律で制定できたのは、一般大衆が、政府が金持ちからお金を取って貧しい人々に分け与えてくれる「ロビンフッド」のような民衆の英雄だと信じていたからでした。

しかし実際には、税金は政府の役人や彼らが関係する大企業の手に渡っていました。役人が予算を使い切れなかったら、次の年には予算が減らされるおそれがあります。だから彼らはますます多くのお金を使おうとします。ひとたびお金の味を味わった政府の食欲はとどまるところを知りませんでした。

確定申告をしていない人は一度、給与明細で税金のチェックを

そして政府は、中流階級や貧乏な人々からも税金を取り立てなければやっていけなくなり、課税対象もなし崩し的に広がっていったというわけです。

給料をもらって働いている人や確定申告をしていない人は、自分の給料明細に一度じっくり目を通してみるといいでしょう。国や地方の政府に納めるために、どれだけの額のお金が天引きされているかを知ってびっくりするはずです。

今の平均的なアメリカ人は、1年のうち4カ月から5カ月は税金のために働いていると言われています。しかも今の所得税のシステムでは、一生懸命働いて高給取りになればなるほど、税金も重くなります。大儲けした金持ちを罰して税金を取り立てるはずが、その罰は今ではそういう考え方を支持した中流以下の人々に課せられているのです。私の実の父、貧乏父さんもその一人でした。でも彼が、そんな政府の仕打ちに反抗したことは一度もありませんでした。

しかし金持ち父さんは違いました。彼のような金持ちたちは、儲けた罰をおとなしく受けたりはしません。彼らの最大の武器は「節税」です。いつも税金を最小限に抑える方法を探し出します。そのために有能な会計士や弁護士を雇い、政治家に働きかけて法律を変えさせたり、合法的な抜け道を作らせたりします。彼らにはそのような変化をもたらすための財力と人材があるのです。

税法には様々な節税方法があります。そのほとんどは、金持ちに限らず誰でも利用できるはずなのです。でもそれを見つけて利用するのは、たいていは金持ちばかりです。なぜだと思いますか? それは、金持ちはつねに自分のビジネスのことを第一に考えているからです。だから、最大の支出である税金を合法的に最小限に抑えるために、あらゆる努力を惜しまないのです。

例えば不動産を買い替えるとき、米国の内国税法第1031条を利用すれば、売却した不動産にかかるキャピタルゲイン税を先延ばしにすることができる場合があります。金持ちは税法を学び、それを自分に有利になるように利用しています。私に言わせれば、政府が怖いから、面倒だからという理由で、よけいな税金を支払ったり充分な所得控除をしていなかったりする人が多すぎます。何度も言いますが、「税金はあなたにとって最大の支出」です。税金について学び、適切な節税ができるようにしてみてください。「節税ゲーム」が楽しめるようになれば、お金や投資についてさらに学びたくなると思いますよ。

今あなたがお金をいくら持っているかは問題ではありません。あなた自身の将来のより良い経済状態のために、今あなたが何をするかが問題です。お金について楽しく学びましょう!

ロバート・キヨサキ氏

投資家、ビジネスマン、ベストセラー作家。著書『金持ち父さん 貧乏父さん』にて金持ちがお金について自分の子供たちに教えていること、中流以下の人たちが教えていないことを明かす。労働所得(給料)で生きるのではなく、お金がお金を稼ぎ出す不労所得の重要性を説き、お金教育の一環として『キャッシュフローゲーム』を開発した。
(文:あるじゃん 編集部)