トローリとした食感に独特の甘さが特徴のはちみつ。一口にはちみつと言ってもその種類は豊富であり、色や香り、風味、栄養価に違いがあります。こうした違いを味わうために、ぜひ選びたいのが「純粋はちみつ」です。まがい物が多いとされるはちみつですが、選び方のコツについてご紹介しましょう。

はちみつに種類がある理由とは

はちみつとは本来、巣にいるハチや幼虫の餌とするために作られ、働きバチがせっせと集めて持ち帰った花の蜜を 巣の中で熟成させたもの。ハチ1匹が一生の間に作ることができるはちみつの量はティースプーン1杯ほど。はちみつとは手間暇かけて作られた、ハチからの貴重な贈り物なのです。 ところで、一般に売られているはちみつには、レンゲやアカシヤ、マヌカなど、様々な種類のものが存在します。はちみつの種類( あなたはどれにする?目的別に選びたいハチミツのひみつ) は、ハチがどの植物から蜜を集めて作ったかによって決められます。植物は育つ場所がそれぞれ違い、また季節によって蜜を出す時期も異なります。それから同種類の植物が群生することも多いので、ほぼ同種類の蜜を集めることができるのです。しかし時には色々な植物の蜜が混ざってしまうこともあります。このように数種類の蜜からできるはちみつは「百花蜜」と呼ばれ、「単花蜜」と区別されています。

注意!加工品が多いはちみつ

はちみつはスーパーなどで買うことができますが、売られているのは「純粋はちみつ」だけではありません。加工された「加糖はちみつ」、「精製はちみつ」も多く存在します。はちみつの味や香りを味わい、はちみつの持つ栄養分を十分に摂るためには、「純粋はちみつ」を選ぶようにしてみてください。

●純粋はちみつ

天然のはちみつ100%のものであり、一切の加工を加えていないものです。

●加糖はちみつ

天然のはちみつ に水アメやブドウ糖を加えたものです。規定では、天然のはちみつを全体の60%以上含むことが決められています。

●精製はちみつ

天然はちみつを加熱処理するなどして色や香りを取り除き、甘味だけを残したものです 。

純粋はちみつを選ぶコツ

加糖はちみつや精製はちみつのように加工されたはちみつは、 栄養分が失われてしまいます。はちみつ本来の栄養素を摂るためには、純粋はちみつを選ぶようにしたいもの。しかし日本では、はちみつに対する規制が厳しくないこともあり、加工されたはちみつであっても、純粋はちみつと書かれて売られていることが少なくないようです。純粋はちみつである特徴としてあげられるのは、透明度が低い、温度が低いところでは結晶化して固まるなどです。スーパーで買うときはこのことを参考にし、透明すぎず、しかもすでに結晶化しているものがあれば、純粋はちみつである可能性が高いと言えるでしょう。純粋はちみつを作るには手間がかかるものです。そのため値段が安すぎるはちみつの場合も、加工はちみつである可能性を疑ってください。


writer:Akina