【神戸vs川崎プレビュー】7月の対戦では川崎が5−0で快勝…神戸はポドルスキと田中順也の出来がカギ

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■ヴィッセル神戸 札幌戦ではポドルスキが7本のシュートを放つ

【プラス材料】
 リーグ前節の札幌戦に2−0で勝利し、リーグ戦は2連勝中。20日に開催された天皇杯でもアウェイで松本山雅を2−0で下しベスト8進出と好調は上々だ。

 札幌戦の後には、吉田孝行監督が「2連勝して、選手もファイトしてくれましたし、自信になる勝ち点3になった」とコメントしている。札幌戦ではポドルスキが7本のシュートを放つなどチームにフィットしてきた印象もある。

 また、出場機会が減っていた田中順也が、吉田監督体制になって再生。第25節のG大阪戦で途中交代ながら活躍し、札幌戦では先発で出場。開始早々に先制点を決めるなど結果も残した。「とても調子が良い、と言っていいぐらいパフォーマンスが戻ってきている」と本人も試合後に語っている通り、絶好調だ。

【マイナス材料】
 第17節、川崎との前回対戦では0−5と今季最多失点で敗れている。ネルシーニョ前監督が「我々は何もプレーできなかった。川崎はチームとして機能しており終始ペースを握っていた。技術的にも川崎が上回っていた」とうなだれたように、好転の糸口すらつかめずに完敗した。監督交代やポドルスキ加入など前回とは状況が違うが、やはり嫌な印象は残っている。

 しかも、川崎はACLで浦和に1−4で敗れたものの、リーグ戦では7月29日の磐田戦以降は負け知らず。順位も2位につけており、好調さでは神戸より上だ。ポドルスキがファーストディフェンダーとして機能しなければ、J1屈指の攻撃力を誇る川崎を抑えるのは難しいだろう。

文:totoONE編集部

■川崎フロンターレ エースの小林悠はバースデーゴールなるか

【プラス材料】
 主力組を温存して臨んだ20日の天皇杯清水戦は、4−1で勝利。森本貴幸のプロ初ハットトリックというおまけつきで、総合力を発揮した一戦となった。「チームとして全員が当事者意識があるし、一体感もある」と中村憲剛。天皇杯を回避したことで、主力の多くは疲労も少なく、コンディションも良い状態で臨めると言えるだろう。

 首位の鹿島を勝ち点6差で追い続けているため、求められるのは勝利である。勝利にはゴールが必要であり、現在リーグ戦4試合連続得点中と好調を維持している小林悠に期待がかかる。試合当日に30歳を迎えるというタイミングでもある主将は、「自分はゴールを奪うことでチームを引っ張りたい」と語る。5試合連続ゴールで誕生日に華を添えられるか。

【マイナス材料】
 神戸にはリーグの前回対戦で5−0で圧勝。だがあの時と相手は指揮官も違えば、主力選手も違うため、別物と思って臨んだ方が良いだろう。油断せずに臨むべき一戦と言える。

 特にアウェイでの神戸戦では、ノエビアスタジアムのピッチ状態に苦しめられる展開が多く、昨季は0−3の完敗を喫している。普段のようなボールを握るサッカーを展開しにくい環境なだけに、それを踏まえたうえでの割り切りも必要と考えるべきである。

 現在、リーグ戦は2試合連続無失点中と川崎は守備陣も好調だ。だが守備の要である谷口彰悟は、徐々にフィットの兆しを見せているポドルスキ、そして渡邉千真という一発のある前線を警戒する。ポドルスキとは初対戦だが、渡邉には何度も痛い目にあっている。「好事魔多し」という言葉があるように、チームとしてうまくいっているからこそ、気をつけたい。

文:いしかわごう