ミャンマーのラカイン州を脱出し、バングラデシュ国境近くの避難民キャンプで支援を受けるイスラム系少数民族ロヒンギャの難民(2017年9月5日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】バングラデシュ当局は21日、ミャンマーでの民族抗争で重傷を負ったイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)2350人以上をこれまでに治療したと発表した。銃で撃たれたり、なたで切られたりした傷や地雷による外傷の治療が含まれている。

 バングラデシュによるとこれらの重傷者2364人を含めた難民約1万4000人が、これまでに病院や移動診療所で病気やけがの治療を受けた。

 8月25日以降、国籍を持たないロヒンギャ約42万2000人がミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州から避難しており、バングラデシュとの国境沿いにある受け入れ態勢が不十分なキャンプに難民が殺到している。

 こうした事態を受け、サウジアラビアからバングラデシュに向けて支援物資100トンを搭載したボーイング(Boeing)のジャンボ機が飛び立ったり、米国が3200万ドル(約36億円)の追加支援を発表したりするなど、支援活動が強化されている。

 バングラデシュのモファッザル・ホサイン・チョードリー・マヤ(Mofazzal Hossain Chowdhury Maya)災害対策相は21日、「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)がロヒンギャ難民に食料、医療サービス、避難施設を提供すると確約し、国連世界食糧計画(WFP)はロヒンギャ40万人の向こう4か月分の食料を保証した」と述べた。

 コックスバザール(Cox's Bazar)県の地元当局と支援団体が懸命にロヒンギャに食料、住まい、医療サービスなどを提供している。ロヒンギャの人々は、逃れる際にミャンマー軍と仏教徒の民兵組織に拷問を受けたりレイプされたりしたと語っている。
【翻訳編集】AFPBB News