久保建英【写真:Getty Images】

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 日本サッカー協会(JFA)は22日、来月からインドで開幕するFIFA U-17W杯に向けたU-17日本代表メンバーを発表した。

 21人の中には、5月から6月にかけて韓国で開催されたU-20W杯に飛び級で参加していた久保建英も選ばれている。背番号は「7」に決まった。

 U-17W杯の予選を兼ねた昨年のAFC U-16選手権では、主力として日本の予選突破に貢献。同大会得点ランキング2位の4ゴールを挙げる活躍を披露した。その後はU-19代表やU-20代表の活動を優先していたためしばらくU-17代表からは外れていたが、森山佳郎監督の信頼は揺るがない。

 22日の記者会見で森山監督は、久保について「僕も大会が終わってすぐ、『お前どうすんの?』と聞いたら、『絶対行きます! 絶対やりたいです!』みたいな感じだった」と明かした。

 U-20W杯の決勝トーナメント1回戦でベネズエラに敗れた後、「こういう思いはこれから先何度もあると思いますが、本当にこれを最後にしたい」と悔しさをあらわにしていたが、久保自らが主力として勝ち取ったU-17W杯にかける思いは強かったようだ。

 森山監督も久保の思いの強さを感じ取っていた。「おそらくこの大会で自分が主役になってU-20W杯の時のリベンジをしたいという気持ちが強いと思う」と語る。

「彼はU-20W杯を経験して、貴重なものを僕らのところに注入してくれると思います。帰ってきてすぐも、彼の大会に参加した感想を話してくれて、素晴らしい話をしていました。U-20代表では得点も取れなかったし、かなり悔しい、最終的には力を発揮しきれずに帰ってきたので、この大会に期する思いはかなり強いと思う」

 久保は8月にチェコで行われたバツラフ・イェジェク国際ユーストーナメントでU-17に復帰し、日本の優勝に貢献した。その時のことを森山監督は「かなり仲がいいグループなので、すぐにまた入って、攻撃のアクセントになってくれました」と振り返る。しばらくメンバーから外れていた影響はないようだ。

 責任感の強い久保が、自分の悔しさを晴らそうと空回りしないか。まだ16歳の選手で、完璧にメンタルをコントロールできるわけではない。しかし、その点も森山監督は心配していない。「自分1人で気負ってもしょうがないし、彼に負けないくらいの将来性のある選手も多いので、最終的にはチームのためのエネルギーに変えてくれると思っている」と久保に期待を寄せた。

 U-17日本代表は10月8日にU-17グループステージ初戦でホンジュラスと対戦し、その後11日にフランスと、14日にニューカレドニアとの試合が予定されている。

(取材・文:舩木渉)

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