近年、日本ではジョギング・ランニングを楽しむ人口が増えている。出勤前に走ってひと汗かく人や、大会出場を目標として休みの日に走ることを習慣にしている人など、それぞれが自分なりの走り方を見つけて楽しんでいるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 近年、日本ではジョギング・ランニングを楽しむ人口が増えている。出勤前に走ってひと汗かく人や、大会出場を目標として休みの日に走ることを習慣にしている人など、それぞれが自分なりの走り方を見つけて楽しんでいるようだ。

そんな日本の「ジョギング」の習慣は、中国とは少し異なるようで、中国メディアの今日頭条は18日、「日本のジョギング文化に見られる特徴」を紹介する記事を掲載した。 

 記事は、日本を「ジョギングの栄えた国」と紹介。日本ならではの習慣として、「女性は走り終わってから必ず化粧直しをする」ことを伝えた。女性に限らず、日本では清潔好きな国民性のためか、走った後すぐにシャワーを浴びて着替え、「走ってなどいないかのように」さっぱりするのが普通だ。走った後、ほんの数キロ先の家に帰る場合でも、女性はすっぴんでは帰らず、「手順どおりに化粧」をしてから帰宅することを信じられないといった様子で伝えた。 

 このように、走る時だけ運動着を着る習慣があるためか、日本では家から「運動着を着てこない」とも指摘した。ゆえに、運動着で街を歩いている人がいたら、それは外国人旅行者に違いないと断定している。この点は、私服として普段からジャージなど運動着を着る中国人からすると考えられないことなのだろう。

 また、ジョギング後の独特の習慣として「ジョギング仲間とビールを飲む人」がいることを紹介した。日本ではグループで走った場合、一部のランナーは走り終えた後に仲間と酒を飲むとしたが、これは運動と息抜きを兼ねた、趣味と楽しみの時間になっているためだろう。

 記事は最後に、走る際のマナーに関することを紹介した。特にグループで走る場合は上着を着るなどの規律を守っていることや、大会などのイベントでは時間厳守のため、1分でも遅刻したら出場できないことだ。

 忙しい生活のなかでも自分のペースででき、また「きちんとした生活習慣づくり」につながりやすいジョギングは、真面目で健康を重視する日本人にはぴったりなのだろう。「左側走行」「反時計回り」など、しっかりとしたマナーが徹底されている「皇居ラン」などは、外国人観光客の目にも新鮮な光景に映っているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)