▽今年はJリーグ大変革の年……って、確かに資金がたっぷり出来て賞金も上がって、各チームとも少しでも成績を上げようと補強して監督の首、バンバン切ってとやっとるわけですが。その中でもっともこれまでと違う点って、どこかおわかりでしょうか?

▽それって、去年のリーグの成績を見ればわかるんです。それもJ2リーグの。去年、自動昇格を決めたのは札幌と清水。そして昇格プレーオフを勝ち残ったのは4位のC大阪でした。

▽ね、もうおわかりですね。この昇格チームが今年は残留レースから抜け出しそうなんです。いや、そもそもJ2の一番下の順位だったチームって、これまで最初からずっと下位で苦しんでませんでしたっけ? ところが今の順位はC大阪が4位、清水が13位、札幌が14位と去年の逆の順番で、しかも現在16位の甲府と札幌の勝点差は5。これはもしかして、史上初の「昇格組から降格なし」ってことになるかもしれません。

▽毎年残留ラインは、試合数×1、つまり34って言われてますから、残り8試合で清水はあと2勝、札幌は2勝2分で来年もJ1ってことになりそうです。

▽ただし、ちょっと心配なのは実は清水。直近リーグ戦5試合であげた勝ち点は3。これって16位甲府、18位新潟の2よりも多いけど、17位大宮の5よりも低い、リーグワースト3位の成績なのです。なによりこのペースだと、残留ラインすれすれって感じです。

▽リーグの川崎戦に向けて調整していたはずの鄭大世は、天皇杯の川崎戦でも出番なし。ケガ明けから直ぐに結果が出せるとは思えないけど、このまま長引くとずっと最後まで調子が出せず……なんてことにもなりかねない。再昇格2年目の磐田が6位ってことで、よけいに胸をかきむしられてんじゃないかと察しまする。

▽さてさて、そんなJ2からの昇格組が落としてはいけないのが今週の試合。札幌は最下位の新潟と、清水は降格圏を脱出したばかりの広島との対戦で、しかもそれぞれホームゲーム。と、昇格組にピントを合わせて書いてきましたけど、もしかしてここで降格圏から「まくり」が始まりそうな予感もすごくしたりして……。【倉井史也】 試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。