米ニューヨークの国連本部で開かれた第72回国連総会で演説するロシアのセルゲイ・ラブロフ外相(2017年9月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は21日、国連総会(UN General Assembly)で演説し、北朝鮮の核・ミサイル実験をめぐる「軍事ヒステリー」は「大惨事」につながる恐れがあると述べ、間接的に米国を批判した。

ラブロフ外相は「わが国は北朝鮮政府の核およびミサイルをめぐる冒険的行為を断固非難する」「しかし軍事ヒステリーは難局を招くだけでは済まない。大惨事となる」と述べ、「(朝鮮半島の)核の難局を解決するには政治的・外交的手段以外に選択肢はない」と強調し、対話に向けてロシアと中国が共同で示した提案への支持を各国に求めた。

 ラブロフ外相がこの演説を行う2日前、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は国連総会で、米国やその同盟国を攻撃すれば北朝鮮を「完全に破壊」すると警告する演説を行っていた。

 ロシアと中国は、米韓が毎年実施している合同軍事演習の一時停止と引き換えに北朝鮮が核兵器とミサイルの実験を凍結して北朝鮮との交渉を始めるという提案を示している。米国のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)国連大使はこの提案を「侮辱的」だとして一蹴した。
【翻訳編集】AFPBB News