0歳から保育園入園、罪悪感より大切なことは?【第50話マンガ連載:鈴木さんちの子育て通信】

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皆さんこんにちは、Chaccoです!

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『食欲の秋』『読書の秋』『運動の秋』…
秋は色々と楽しいことが目白押しでワクワクする人も多いのではないでしょうか?

――しかし!
子育て中のママさんたちにとっては保育園申請のために七転八倒する
『保活の秋』なのです…!!

0歳から保育園、保活の親事情

そもそも保育園の4月入園を希望するなら11〜12月頃にある締め切りまでに
申請をしなきゃいけないなんて知りませんでしたよワタシ…。
当時、生後まだ4カ月のムスコを抱きかかえて保育園見学に右往左往しました。

しかし、実際に保活を始めてみると、見学に行った保育園で説明を色々受ける度に、
「ああ…本当に保育園にいくことになるのか…ムスコまだこんな小さいのに…」と、
誰よりも保育園に入れさせたがったクセに急に及び腰になっている自分が…。

というのも、旦那とワタシで0歳児入園に対しての気持ちがハッキリ分かれていました。

旦那「う〜…ん…俺は0歳から保育園預けるのはちょっと反対だなぁ…
小さいころは、親がしっかり関わったほうがいいと思っているんだよね」

ワタシ「まさかお父さんから『3歳児神話』を聞かされるとは思わなかった!3歳まで保育園に預けちゃダメなの?
アタシが育児でボロボロで産後うつ状態になってるのはどうでもいいのかー!!」(※「夫婦愛の破壊と再生編」参照)

旦那「いや、俺は別に『3歳児神話』を言っているわけじゃないよ。きんちゃんがある程度の年齢になるまではお母さんがしっかりかかわったほうがいいと思うんだ。それから保育園なり幼稚園なりに入園するのじゃダメ…?」

ワタシ「だって0歳児クラスで入園できなかったら1歳児クラスも2歳児クラスも空きなんて出ないよ!?こんな育児ノイローゼ状態が3歳まで続くなんてワタシは耐えられないよ!
一時保育やファミリーサポートだって金銭的にそんな頻繁には利用できないし!」

旦那「いや、そこは俺が頑張って仕事するし、Chaccoは『お金お金』って焦ってるけど無理に仕事再開しなくても俺が支えるから!」

ワタシ「違うわぁー!ワタシは産後うつ状態から回復するために仕事したいんだよぉぉぉ!」

…と、家族を想う旦那の至極まっとうな正論に対して、ワタシがワガママを言うような形で
ムスコの0歳児入園をゴリ押しした結果となり、それが罪悪感となって保活の最中も心を悩ませていました…。

そんなワタシの不穏な空気に気付いたのか、
保育園を案内してくれた園長先生が最後、うつむくワタシに優しく微笑んで
「なにか聞きたいことや不安に思ってることはありますか?」と聞いてくれたんです。

ワタシ「…あ、あの…3歳児神話じゃないですけど、やっぱり1歳にもなってないこんな小さいうちから0歳児入園で保育園に預けたら、子どもが愛情不足で何か悪いことが起きるんじゃないかって心配で…」

愛情は5分で伝わる!?

いま思うと保育園の人になに保育園を否定するようなこと言ってるんだ自分!
…と冷や汗もんですが、園長先生はそんなワタシに温かく答えてくれました。

園長先生「0歳児クラスを希望して同じように心配される方たくさんいらっしゃいますよ。
でも、保育園に預ける理由はご家庭でそれぞれ違うじゃない?

だからコレは見学に来た他のお母さんたちにも言ってるんだけど、
1日5分でいいから『お子さんの事だけ見て、お子さんを思いっきり愛する時間』を作ってあげて下さい。
ママはキミが大好きだよ〜って目を見てギュ〜っと抱きしめたり、一緒に本を読んだり、
仕事も家事も一瞬忘れて5分間だけは『その子だけのママ』になるんです。
忙しなかで毎日やるのは難しいかもしれないけど、きっと愛情は伝わりますよ!」

その言葉を聞いてワタシは目から鱗が落ちました。

――え!?1日たった5分でいいの!?――と。

なんてったって生後4か月のムスコとは絶賛ワンオペ密室育児の真っ最中で、
5分どころじゃおさまらないくらい1日中『ムスコだけのママ』をやってるワタシ。

しかし、ふと気付いたんです。
ワタシ…1日の中でムスコを思いっきり愛してる時間ってどんくらいだ?って。

ミルクあげて、オムツ替えて、抱っこして、寝かしつけて…
毎日繰り返される育児は最早『こなさなきゃならない仕事』になって、
家事や雑用に追われて『子どもを可愛がる』のは2の次3の次…
しかも疲れて我が子に「いい加減はやく寝てちょうだいよ!」とキレる始末。

ムスコと一緒に居るのにワタシは5分も愛せてない。
ムスコのことちゃんと愛したい。
そのためには保育園の力を借りて、自分の産後うつ状態を改善したい。
そしていつか心からムスコを愛して全力で可愛がりたい…!

そう決意したワタシはもう0歳児入園に迷いはなくなりました。
ゴリ押しはやめて冷静に気持ちを伝えたら旦那も理解してくれ、
何とか必要書類を期限までに集めて提出し、
『保活の秋』は幕を閉じたのです。

保育園にも愛はいっぱい

結果、あの園長先生の保育園は
超人気かつ超高倍率だったため問答無用で落選しましたが…

翌年の4月にどうにか希望を出していた保育園に無事入園できることとなり、
同じ0歳児の仲間たちと保育園デビューしたムスコは
ギャン泣きの慣らし保育や、鼻かぜ集団感染などの洗礼を受けつつも
愛情イッパイで元気に育っています!

ワタシ自身も仕事を再開し、育児以外の時間や社会に繋がることで
産後うつ状態もグッと改善していったのです。

時々、仕事が忙しくて構ってあげられない時が続くと、
「ムスコは保育園に入れたこと怒ってるんじゃ…もう近寄ってくれなくなったらどうしよう…」
なんてビクビクすることもあります。

でも保育園にお迎えに行った時、ワタシに気付いて笑顔になるムスコの姿を見て
「ありがとうムスコぉぉぉぉ!超可愛いいよぉぉお!」と悶絶し、
帰宅後には5分どころじゃなく30分くらいベタベタ・イチャイチャして
「ヤッベー夕飯なんも作ってねぇーー!」なんて日も(笑)

気付いたら『育児ツライ』よりも『ムスコが可愛い』が自然と上回っている自分がいました。
そんな自分になれたのも、あの園長先生の言葉と、旦那の理解と、保育園の皆さん、
そして毎日頑張ってるムスコのおかげだと本当に感謝しています。

今ではスッカリひとり遊びができるようになり、抱き締めるとウザがるようになったムスコですが、
今後も『1日5分の愛情タイム』を忘れずに、いつか3歳を過ぎても
『ママはきんちゃんのこと大好きだよ』って全力で伝えていこうとおもいます!

つづく