松山英樹【写真:Getty Images】

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初日は3バーディー、2ボギー、3ダブルボギーと出入りの激しいゴルフに…

 米男子ゴルフのプレーオフ最終戦、ツアー選手権(イーストレイクGC)は21日(日本時間22日)に開幕。逆転での年間王者を懸けて優勝を狙う松山英樹(レクサス)は、15番でチップインバーディーを決めるなど意地を見せたものの、3バーディー、2ボギー、3ダブルボギーの5オーバーで30位中29位と大きく出遅れてしまった。

 初日は出入りの激しいゴルフになってしまった。

 1番パー4で6打を叩き、ダブルボギー発進。4番、7番でボギー、9番で再びダブルボギーと前半だけで5オーバー。13番パー4でこの日初のバーディーを奪うと、15番パー3で意地を見せる。グリーン横から狙った第2打、ふわっと浮かせたボールはバウンドしてコロコロとピンへ一直線に向かい、そのままカップに吸い込まれた。本人は技ありのチップインバーディーにも表情一つ変えず、ギャラリーの大歓声には静かに手を上げて応えた。

 一気に挽回したいところだったが、17番パー4でこの日3つ目のダブルボギー。最終18番でバーディーを奪ったものの、初日は3バーディー、2ボギー、3ダブルボギーの75で5オーバー。30位中29位と厳しいスタートとなってしまった。

 レギュラーシーズンをポイントランク1位で終えた松山は、プレーオフ3試合で上位に食い込めず、同7位に後退。年間王者になるためには、ツアー選手権で優勝した上に、ジョーダン・スピース(米国)が3人タイの2位以下、ジャスティン・トーマス(米国)が2位タイ以下という2つの条件を満たす必要がある。スピース、トーマスともに初日は3アンダーで6位タイ。出遅れた松山は、2日目以降に巻き返しが必要だ。