米ユタ州のカイパロウィッツ累層で見つかった、ふんの化石(2017年9月21日入手)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】一部の草食恐竜は、実は草木だけではなく甲殻類も食べていた可能性を示す分析結果が、21日付の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。草食恐竜の食習慣に関するこれまでの認識に一石を投じるものだ。

 調査を行ったコロラド大学ボルダー校(University of Colorado Boulder)の自然史博物館(Museum of Natural History)のカレン・チン(Karen Chin)准教授の研究チームによると、米ユタ州(Utah)南部の白亜紀後期の地層であるカイパロウィッツ(Kaiparowits)累層のふんの化石から、殻のような物質が多数見つかった。

 研究チームは、草食恐竜の食習慣は大きな草食動物であるゾウやキリンよりも鳥に近いものだった可能性があるとの見解を示している。鳥は、繁殖期に通常より多くのタンパク質やカルシウムを求めることが多いという。草食恐竜は、大量のタンパク質を必要とする繁殖期に甲殻類を食べていた可能性がある。

 ふんがどの種の恐竜のものかは不明。研究チームによると、8メートル以上に成長するとされる、カモのようなくちばしをもつハドロサウルスの可能性があるという。
【翻訳編集】AFPBB News