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気象庁が教える 札幌の初雪時期

AUTOCAR取材班は、真夏に屋内アイススケート場を訪問した。

スケートリンクでは、気温が10度〜15度に維持されるので、夏といえどもTシャツ1枚で会場入りすると肌寒い。

「霜・雪・結氷の初終日」とは?

屋内リンクは氷温を一定に保つことができるので、ブリヂストンがそこにクルマを持ち込んで、同じ条件下で冬タイヤと夏タイヤの比較をするというのだ。

なぜ真夏にこのような取材が行われるかというと、それには札幌の冠雪日が関係している。

非降雪地域の住人にはイメージしづらいが、気象庁が発表する「霜・雪・結氷の初終日」によれば、1981年〜2010年までの30年間の平均で、北海道札幌市の初雪は、
・10月28日
となっているのだ。


例えば、北海道/北東北の主要都市で、2台に1台が履くというスタッドレスタイヤ「ブリザック」シリーズを発売するブリヂストンは、北海道では9月末をタイヤの履替えタイミングとしている。

まさにこの時期を推奨する理由は、
・時速60km/h
・距離200km(約1カ月相当)
の慣らし走行を同社が勧めているからだ。
 

発泡ゴム 見たことありますか?

今年9月1日。ブリヂストンは新製品「ブリザックVRX2」を発売した。ブリヂストンの冬タイヤといえば、スポンジのように気泡を含んだ発泡ゴムを採用することで知られる。


左がブリザックVRX2の表面を拡大したもの。右が夏タイヤだ。

発泡ゴムのメリット 非対称パターンの理由

・トレッド面の大きめの穴:氷上の水膜を取り込む=除去するため
・トレッド面の小さな気泡:氷上に柔軟に密着するため
・非対称パターン:氷雪面をつかむ、ひっかく、ふらつかないため

こうした基本性能にくわえ、新開発のアクティブ発泡ゴム2では、親水コーティングによって水の入り込み/除去性能をアップ、ブロック剛性を高めて接地面を広げ、氷上性能/耐摩耗性も高めている。

・氷上ブレーキ性能:10%短縮(従来品と比較)
・摩耗ライフ:22%アップ
・静粛性:31%低減
・ラインナップ:全109サイズ

これが、アクティブ発泡ゴム2を採用した新製品「ブリザックVRX2」の性能指数である。


写真は白のクルマがブリザックVRX2。灰色のクルマが夏タイヤ。同じスピードで氷上を旋回すると、夏タイヤはどんどん外側にふくらんでしまう。ブレーキを踏んでも停まらずに滑ってしまい、怖いのひと言。


ブリザックVRX2は、同じように運転しても怖いとは感じない。クルマが意思に反して滑ることもなく、たとえ路面が雪や氷で覆われても、不安なく運転できる安心感があった。


北海道札幌市ではタクシドライバーの73.3%が履くというブリザックシリーズ。新製品VRX2の投入で、今年はそのパーセンテージをさらに高めることが期待される。