入団2年目にして、欧州屈指の名門で確固たる地位を構築。酒井宏樹は南仏で充実の日々を送る。(C)Getty Images

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 日本代表DFの酒井宏樹が、世界有数のサッカー専門誌『France Football』のマルセイユ特集にインタビューで登場した。
 
 昨年夏にハノーファーから移籍する際、セルティック、アヤックス、そしてマルセイユの三択だった事実を明かし、南仏の名門行きを薦めてくれたのが、ほかでもないヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表だったことも判明した。
 
 そのロングインタビューの中でやはり気になったのが、来る10月22日のパリ・サンジェルマン戦への想いだ。とりわけブラジルの至宝、ネイマールとのマッチアップには俄然注目が集まる。そのパリSG入団決定時は「これまで代表戦とかで3回くらいやったけど、いつもやられてきた。次はマルセイユの仲間と勝ちたい」と、意気込みを語っていた。
 
 酒井は淡々と冷静に、こう答えている。
 
「彼は世界でも指折りのベストプレーヤーだけど、僕と彼のデュエルが試合のすべてを決定づけるわけではない。もちろん対峙したら力の限りを尽くして止めにかかる。ほかの試合と同じように、ハードに働くのが僕の仕事なのでね」
 
 そして茶目っ気たっぷりにユーモアを交える。
 
「もしPSGとの試合でうまい具合にネイマールを抑えられたら、僕はバロンドール(同誌が主催)の候補にノミネートしてもらえるかな? さすがに無理か。でもぜんぜんいい。そこまで強くは求めてないから」
 
 マルセイユでの2シーズン目。ここまで公式戦全11試合中、10試合で先発を飾るなど、リュディ・ガルシア監督が厚い信頼を寄せる右サイドバックは、フランス国内での評価がうなぎ上りだ。地元紙『La Provence』は、「サカイのいるサイドは難攻不落で、そのソリッドな守備はあの口うるさいサポーターも認めるところ」と評した。攻撃面での積極性も顕著で、すでに4つのゴールに絡んでいる。
 
 10月22日、本拠地ヴェロドロームでの大一番。酒井宏樹vsネイマールのサイドでの攻防は、ナショナルダービーを彩るハイライトのひとつとなりそうだ。