リリアン・ベタンクールさん(2011年10月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】仏化粧品大手ロレアル(L'Oreal)創業者の娘で、世界一裕福な女性だったリリアン・ベタンクール(Liliane Bettencourt)さんが死去した。94歳。娘のフランソワーズ(Francoise Bettencourt-Meyers)さんが21日、発表した。

 フランソワーズさんの声明によると、ベタンクールさんは20日夜に自宅で「安らかに息を引き取った」という。

 米経済誌フォーブス(Forbes)によると、ロレアルの主要株主だったベタンクールさんの推定保有資産額は、今年3月時点で世界14位の395億ドル(約4兆4400億円)だった。

 ベタンクールさんは2006年から混合型認知症と「中程度」のアルツハイマー病を患っていたと診断され、2011年には自分の身の回りを管理できる状態ではないとの判断が下されていた。

 ロレアルの役員を退いた2012年以降は公の場に姿を現すことはほとんどなかったものの、取り巻きの側近らがベタンクールさんの脆弱な精神状態につけ込んだとして訴追された事件や、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)元大統領への献金疑惑などで、その名前は引き続きマスコミをにぎわせていた。
【翻訳編集】AFPBB News