ベンゲル監督、かつてのライバルの息子と対戦 「特別な一戦」に招待する粋な計らいも

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カップ3回戦、アレックス・ファーガソンの息子ダレン氏率いるドンカスターと対戦

 アーセナルはカラバオ・カップ(リーグカップ)3回戦で、英3部相当のドンカスター・ローバーズFCと本拠地エミレーツ・スタジアムで対戦。

 1-0で勝利したが、アーセン・ベンゲル監督にとっては特別な一戦だった。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。

 前半25分にイングランド代表FWセオ・ウォルコットのゴールで辛勝したアーセナルの戦いを、かつての“宿敵”がスタンドから見届けていた。マンチェスター・ユナイテッドの黄金時代を築いた名将アレックス・ファーガソン氏が貴賓席から観戦。息子のダレン・ファーガソン氏が、ドンカスターを率いていたからだ。記事によれば、ベンゲル監督自らファーガソン氏を試合に招待したという。

「私が招待したんだ。スポーツの素晴らしい部分は、お互いに敬意を持ちながらファイトすること。そういうことなんだ」

「クオリティーとレベルに驚かされた」

 今季フットボールリーグ1(英3部相当)で苦しいシーズンを送っているドンカスターは、アーセナルを後半苦しめた。「彼らは我々に厳しい時間を突きつけた。弱点を見せず、メンタル的にも最後までやり通した。ゴールも決めるところだった。クオリティーとレベルに驚かされたと言わざるを得ない。(3部)残留争いの心配をさほどしなくてもいいのではないか」とベンゲル監督は相手の強さを認めている。

 名将の血統を継承する“2代目”のダレン監督も、「我々はそこまで差がなかった。今夜、我々には良い選手がいて、良いチームであることを証明したんだ」と振り返った。

 ダレン監督は、世界最高峰の名将と呼ばれた父親の域に到達することができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images