21日、韓国メディアによると、日本政府が韓国の海洋科学調査船「異斯夫号」の名前を問題視し、日韓の科学者らによる共同研究を中止させたとする報道があった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。資料写真。

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2017年9月21日、韓国・朝鮮日報によると、日本政府が韓国の海洋科学調査船「異斯夫号」の名前を問題視し、日韓の科学者らによる共同研究を中止させたとする報道があった。

英国の国際学術誌「ネイチャー」は19日(現地時間)、「日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)が日本政府の指示に基づき、自国の科学者らに異斯夫号への乗船など共同研究に参加しないよう呼び掛けた事実を確認した」と報じた。同誌は日韓の科学者4人に同内容を確認したという。

昨年11月に就航した異斯夫号は韓国初の5000トン級大型海洋科学調査船で、2014年に国民公募で名前が決定した。異斯夫とは512年に鬱陵島と竹島(韓国名:独島)を含む于山国を新羅の領土に編入した新羅時代の武将の名前。そのため、朝鮮日報は「日本政府が独島の領有権争いを意識し、科学研究まで妨害した」と批判している。

ネイチャーは「日本政府が異斯夫号の名前について公式に抗議したことはない」としつつも、ソウル大のイ・サンムク教授とのインタビュー内容を掲載している。イ教授は「昨年末に日本の科学者たちに異斯夫号での共同研究を提案したが、今年初めに断られた。その理由について、ある日本の科学者は『外務省が異斯夫号の名前を問題視したようだ』と話した」と明らかにしたという。

また、朝鮮日報によると、日本が独島関連の名前を問題視するのは今回が初めてではない。日本の海上自衛隊は昨年5月、韓国近海で行われた潜水艦救助訓練で、韓国軍の揚陸艦「独島」への乗船を見合わせていた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「日本政府は器が小さい」「なぜこんな日本を同盟国と呼ばなければならないのか?韓国はすぐに韓米日同盟を放棄し、韓日軍事協定も破棄せよ!」など批判的なコメントが寄せられている。

また「だからといって異斯夫号の名前を変えてはいけない」「海洋研究を日本と一緒にしないで。韓国の科学だけで行わなければ名声を博すことはできない」などと主張する声も。

一方で「韓国も日本に『竹島号』に乗船しろと言われたら当然、拒否する。日本は日本なりに、韓国は韓国なりにプライドを守って戦っているのだろう」と理解を示す声も見られた。

その他「日本の潜水艦が東海(日本海)で遭難したら独島艦が救助に向かうだろう。その時はどうする?」との疑問を投げ掛けるユーザーもいた。(翻訳・編集/堂本)