「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」を台湾がアジアで初めて認可

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空飛ぶスパゲッティ・モンスター教が初めて本格的なアジア上陸を果たしました。その場所はなんと台湾でした。詳細は以下から。
BUZZAP!では21世紀の新たな宗教運動の一環として空飛ぶスパゲッティ・モンスター教の活動をこれまでも取り上げて来ましたが、遂にアジアへの本格的な上陸を果たしました。
空飛ぶスパゲッティ・モンスター教は宇宙は空飛ぶスパゲッティ・モンスターによって創造され、進化はスパゲッティ・モンスターの ヌードル触手によって推進されたと信じる教団です。
この教団、元々は1990年代に米国の反進化論団体らによって唱えられた、「知性ある何か」によって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたという「インテリジェント・デザイン(ID説)」のパロディ宗教としてこの世に生まれました。提唱者であるオレゴン州立大学物理学科卒業生のボビー・ヘンダーソンは
「ID説信奉者が、平等のために進化論のみならずインテリジェント・デザインも学校で教えるべきだと言うなら、平等のためにスパゲッティ・モンスターが人類を作ったという説も学校教育で教えるべきだ」
と主張してトンデモ反進化論者に逆ねじを食わせてきた、いわばパンク魂とブラックユーモアの塊のような宗教というわけです。
そんな空飛ぶスパゲッティ・モンスター教はID説が誰にも相手にされなくなった後も着々と信者を増やし、ドイツでは独自の教会を設立し、アメリカ合衆国では運転免許証の写真でパスタ用水切り器を被る事を認めさせ、ニュージーランドでは同性婚を含む結婚式を執り行う認可を得ています。
そのように着々と勢力範囲を広げてきた空飛ぶスパゲッティ・モンスター教がついにアジアに本格進出を果たしました。台湾政府が宗教団体として空飛ぶスパゲッティ・モンスター教の教団「台灣人文煮意?團」を正式に認可したのです。
代表のひとりであるKevin Feng(酆景文)さんにシンガポールのHumanist Societyがインタビューをしています。それによると、この教団の構成員は認可を受けるのに必要な30人程度であり、Facebookページは2800人超のいいね!を獲得しているとのこと。
認可に当たっては、政府担当者からそのふざけた名前を変えるか宗教団体としての認可を諦めるかどちらかにしてくれないかと言われたそうですが、Kevinさんは3点で反論。
第一に「パスタ」は教団にとって極めて宗教的な用語であり、市民的及び政治的権利に関する国際規約第27条に政府は宗教が独自の言語を用いる権利を尊重しなくてはならないとあることを指摘。
第二に空飛ぶスパゲッティ・モンスター教は既にオランダとドイツで政府から認可を受けるという歴史的な先例があり、単なるぽっと出ではないと主張。
第三に台湾では社会行動研究社といった一般常識に照らし合わせてどう考えても宗教的でない団体が宗教団体として認可されており、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教を排除する理由にはならないと反論。こうした甲斐あって、本来は2ヶ月で認可されるところを5ヶ月掛かりましたが認可までこぎ着けました。
Kevinさんらは空飛ぶスパゲッティ・モンスター教の主張を示すパスタファリズムにヒューマニズムを融合させた宗教に発展させていくことを目指しています。
各国でのびのびとしなやかな麺のように形を変えてゆく空飛ぶスパゲッティ・モンスター教。アジアでは今後どのような宗教に発展していくのか非常に楽しみなところです。

Taiwan approves a Pastafarian organisation, the first in Asia to do so

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