ビル・ゲイツが「当時に戻れるならCtrl+Alt+Deleteは1キーで操作できるようにする」と発言
By NOGRAN s.r.o.
「Ctrl+Alt+Delete」の3つのキーの組合わせは、コンピューターを再起動したりタスクマネージャーを呼び出したりする時に使われるものです。この3つのキーについて、Microsoftの共同設立者であるビル・ゲイツ氏が3つのキーの組み合わせは「失敗だった」と2013年にコメントしたのですが、これについて改めて語っています。
Bill Gates: Sorry about Control-Alt-Delete - Sep. 20, 2017
Bill Gates doesn't like Ctrl+Alt+Delete either - Quartz
https://qz.com/1083143/bill-gates-doesnt-like-ctrlaltdelete-either/
2013年にハーバード大学で開催された式典にゲイツ氏が出席した際、「ボタンひとつにすることも可能だったが、IBMのキーボードを設計した人物がボタンをまとめたがらなかった」「そこで我々は、低レベルのプログラミングをして、あなた方に強制した。あれは失敗だった」とコメントし、3つのキーに否定的な考えを持っていることを明かしました。
発言の瞬間を記録したムービーもYouTubeなどで公開されています。Ctrl+Alt+Deleteの組合わせが失敗だったとゲイツ氏が語ると、聴衆からは笑いと拍手が巻き起こります。
Bill Gates admits control-alt-delete was a mistake, blames IBM - YouTube
この発言はピックアップされて日本でも話題となりました。
CNN.co.jp : ビル・ゲイツ氏、「Ctrl+Alt+Deleteは失敗だった」 - (1/2)
もちろんこの発言についてはGIGAZINEでも記事化済み。
「Ctrl+Alt+DelでWindowsにログインするのはミスだった」とビル・ゲイツが語る - GIGAZINE
そして2017年9月にニューヨークで開催されたBloomberg Global Business Forumの中で、ゲイツ氏が改めて「もしもひとつだけ小さな変更が加えられるなら、(3つのキーの組合わせによる操作を)ひとつのキーで行えるようにするよ」と語り、「Ctrl+Alt+Delete」という3つのキーの組み合わせが面倒なものであると認める発言をしました。
なお、IBMのキーボードを設計したデービッド・ブラッドリー氏は、ワンキーで「Ctrl+Alt+Delete」と同じ操作が実行できてしまうと、誤操作でコンピューターを再起動させてしまうこともあると考えて3つのキーの組合わせを思いついたそうです。