1ドル112円台に回復、12月追加利上げ観測も高まる 9月20日のドル円為替

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 FOMC2日目が終了し、政策金利についての発表があり、その後はイエレンFRB議長の定例記者会見が開かれた。発表された内容から市場はリスクオンとなり、1ドル112円台を回復している。今週はとても堅調にドルは推移しているといえるだろう。

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 9月20日は10:00(すべて日本時間)に1ドル111円65銭をつけたが、その後のドルはやや下がり気味であった。20:00ごろには1ドル111円23銭までドルは売られた。23:00に発表された8月中古住宅販売件数も535万件と、事前予想の545万件や前月の544万件を下回っている。日付の変わった21日3:00には一時、1ドル111円08銭の下値をつけた。

 3:00を回ってからFOMCの政策金利について発表されている。市場ではすでに織り込み済みだったバランスシートの縮小開始だが、こちらは10月からに決まった。織り込み済みとはいえドル買いの材料となっている。労働市場は継続して順調に推移しており、経済活動も拡大は見られるとの見解が示された。低インフレに関しては不可解としながらも、来年以降には目標となる2%は達成できるという。年内の追加利上げ観測はこれまで後退していたが、今回の発表により、金利先物市場における12月の追加利上げ確率は60%まで高まった。リスク回避の動きが強まり、ドル買いが加速。4:00ごろには1ドル112円53銭まで急上昇している。15:30には1ドル112円68銭の上値をつけた。

 ただし、懸念される内容がないわけではない。朝鮮半島を巡る地政学リスクは後退したものの、未だに予断を許さない状況だ。トランプ大統領は強い姿勢で、対決の構えを見せた。有事の際にはリスクオフとなり、円買いドル売りの動きとなるだけに、注意は必要だ。

 本日は21:30から前週分の新規失業保険申請件数や、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表となる。23:00には8月景気先行指数の発表も控えている。好調な経済指標の結果が、さらにドル買いの材料となるのか注目が集まる。