キレのあるドリブルで相手DFを翻弄。前半は攻撃の中心に。写真:徳原隆元

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[天皇杯4回戦]浦和2-4鹿島/9月20日/熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
 
 右ウイングで先発出場した駒井善成は、序盤からエンジン全開だった。
 
「前半は悪くなかった。仕掛けられたし、コンビネーションで崩せる場面もあった」
 
 ボールを持てば、必ずドリブルで仕掛ける。アグレッシブな姿勢はマッチアップした山本脩斗を苦しめた。16分には、中央のズラタンに正確なクロスを供給するなど、前半の浦和は駒井を中心に攻撃が回っていた。
 
 しかし、鹿島がサイド攻撃への対策を講じてきた後半は、ほとんどボールに触れられない。本人も試合後に振り返った通り、存在感が希薄となり、80分にオナイウ阿道と交代でピッチから退いた。
 
「後半はなかなかボールに触ることができなかった。触りながらゴールに近づきたかったし、ボールを引き出す動きが必要だった。不完全燃焼です」
 
 本人は反省の言葉を口にしたが、その存在は敗戦の中で希望だった。堀孝史体制になり、以前よりも競争が激しくなった。

「試合に出るからには、目に見える結果を残さないといけない。成長できるチャンスは転がっているので、時間を無駄にせずレベルアップしていきたい」

 ACL制覇、リーグ戦でのさらなる上位進出に向けて、駒井は静かに闘志を燃やす。
 
取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)