タイ首都バンコク近郊のスタジオで、プミポン前国王の火葬用に制作されている愛犬の像に最終仕上げをする彫刻家(2017年8月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】タイのプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王の葬儀を前に、首都バンコク(Bangkok)近郊のスタジオでは、前国王が飼っていた愛犬の大きな像が完成間近だ。

 前国王が生前愛した犬「トーンデーン(Tongdaeng)」と「カオカオ(Cao Cao)」の像を、3人の彫刻家が8か月かけて制作してきた。

 タイを70年間にわたって統治したプミポン前国王は、昨年10月に死去。火葬は1年間の服喪期間が明けた今年10月26日に執り行われる。現在プミポン前国王の遺体は王宮(グランドパレス)内の宮殿に安置されているが、斎場に移されて、霊魂が来世に向かうよう火葬される。

 愛犬らの像は高さ50メートルにまで積まれる火葬用のまきの頂上に設置される予定。この仕事を「人生の仕事」と語るベテラン彫刻家のチン・プラソン(Chin Prasong)さんは、愛犬像が置かれるのは「国王に近い非常に特別な場所」だと話した。

 火葬用積みまきは、ヒンズー教と仏教の世界軸である神話のメル山(Mount Meru)をほうふつとさせるように組み立てられ、タイ国民から神のような人と敬愛されたプミポン前国王の最後の舞台として用意される。
【翻訳編集】AFPBB News