行かなくてもいい兵役に就いて賞賛される2PMテギョン

写真拡大

《国民の模範》《スターのお手本》《特別な男》。韓国メディアがこれほど絶賛する入隊劇は異例だ。9月4日、韓国の人気アイドルグループ『2PM』のメンバー、テギョン(28才)が兵役任務に就いた。

 18才から25才までの成人男性に2年間の兵役義務が課せられる韓国の徴兵制度。これまで芸能人が兵役に就くたびにファンは涙に暮れ、除隊する2年後を待ち焦がれてきたが、今回は趣が違う。

「テギョンの“強い思い”を汲んで、笑顔で送り出すことに決めました。だから涙は見せません」(30代ファン)

 テギョンは“本来行かなくていい”兵役に、あえて手を挙げたのだ。韓国のスポーツ紙記者の話。

「テギョンはアメリカからの帰国子女で、永住権も持っている。外国に永住権を持っている韓国人に兵役義務はありません。でも、彼は韓国人としての誇りが強く、兵役に行くためにあえて永住権を放棄したんです」

 兵役逃れが社会問題化した韓国芸能界において、「永住権」はのどから手が出るほど欲しい権利である。いわば、「兵役に行かなくていい」という免罪符だからだ。その免罪符を手放したテギョンは、驚きの行動に出た。

「徴兵検査でテギョンは4級の判定を受けました。1〜3級の人間が『現役兵』として軍隊に入るのに対し、4級判定者は『社会服務要員』と呼ばれ、軍隊ではなく役所など公益機関の勤務となります。テギョンは長年椎間板ヘルニアを患っており、“軍務に耐える体ではない”と判断されたのです。

 しかし、彼は現役兵にこだわるあまり、2012年と2013年に2度にわたって手術を受け、これを完治させました。過去に骨折した左腕にはボルトが入っていましたが、それも摘出手術を受け、再検査を申し込んだのです」(前出・韓国のスポーツ紙記者)

 結果、晴れて現役兵での入隊を認められたテギョン。9月4日に韓国北部の京畿道高陽(キョンギドコヤン)市の第9歩兵師団に入隊し、現在、5週間の新兵訓練に励んでいる。韓国の兵役事情に詳しい作家の康煕奉氏が語る。

「第9歩兵師団は、別名“白馬部隊”と呼ばれる超名門です。かつて朝鮮戦争の激戦地で奮闘し、ベトナム戦争にも派兵されて数多の戦果を挙げています。軍隊にこだわったテギョンにふさわしい部隊だと思います」

 かつてのテギョンと同じく4級判定を受けた芸能人といえば、JYJのユチョン(31才)がいる。2015年8月に入隊し、社会服務要員として江南区役所勤務となったユチョン(今年8月に服務終了)は、終業後に市内の歓楽街で飲み歩く姿が報じられ、クラブで女性を暴行したとして告訴までされている。

「今年4月には、大手乳製品企業の創業者の孫娘との結婚を発表しています。兵役中に愛を育むという行動に、ファンは衝撃を受けました。宿舎生活で携帯電話の持ち込みも禁止という過酷な軍隊生活に比べ、区役所勤務は基本9時5時勤務だし、自宅通勤で携帯電話の使用も自由。同じ兵役生活といっても、軍務と社会服務では彼我の差があるんです」(前出・韓国のスポーツ紙記者)

※女性セブン2017年10月5日号