かつて二度にわたり指揮した photo/Getty Images

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順風満帆なシーズンスタートを切ったバルセロナに対し、ライバルのレアル・マドリードは苦しみの最中にある。

20日、本拠地サンティアゴ・ベルナベウにベティスを迎えてリーガ・エスパニョーラ第5節を戦ったレアルは、出場停止処分を受けていたクリスティアーノ・ロナウドが復帰を果たすも、最後まで波状攻撃が実ることはなく、ロスタイムにはよもやの決勝ゴールを献上。リーグ戦5試合を消化し、開幕からのホーム3試合でいまだに勝利を挙げられていない異例の事態となった。

これは要塞ベルナベウで無類の強さを誇ってきたレアルにとっては稀有な事例であり、最後に開幕からの3試合未勝利を経験したのは22年前の1995-96シーズンだ。当時はホームで2敗1分というスロースタートを切り、最後には首位アトレティコ・マドリードに勝ち点17差を付けられ6位でフィニッシュ。なお、今季は早くも首位バルセロナに7ポイントをリードされ、7位に位置している。

開幕前にはネイマール退団やコウチーニョ獲得の失敗など、ネガティブなニュースの多かったバルセロナだが、いざシーズンが開幕するとレアルとの立場は逆転。リオネル・メッシの爆発や新加入パウリーニョの活躍などで堂々の首位を謳歌し、白い巨人のブルーな日々を高みから見物している格好だ。

なお、1995-96シーズンを不甲斐ない成績で終えた当時のレアルはその後、鬼軍曹ファビオ・カペッロをイタリアから招聘し、すぐさまリーガのタイトルを奪還。「勝ち方が華麗ではない」という理由からわずか1年で解雇の憂き目に遭っていたものの、“眠っていた”レアルを叩き起こした「しつけ人」として最低限の責務を果たしていた。現在指揮官の座を託されるジネディーヌ・ジダンにとっても、これは決して他人事ではないだろう。