映像をチェックする主審 photo/Getty Images

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徐々に世界に浸透してきているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)だが、これまで分かりにくい、判定に時間をかけすぎて試合の流れが止まるなど批判的な声もあった。しかし伊『La Repubblica』は今季からセリエAでも採用しているVARのシステムが大成功だと主張している。

10日の第3節インテルとフェッラッーラの試合では、インテルMFジョアン・マリオの倒された位置がペナルティエリアの中だったのか外だったのかの判定にVARが使用され、PKとジャッジするまでに6分もかかってしまった。これは時間がかかりすぎで、問題だ。イタリア審判委員長を務めるニコラ・リッツォーリ氏も「時間がかかりすぎて受け入れられない」とコメントしている。

しかし同メディアは改善されてきていると伝えており、17日に行われた第4節では良い判定がいくつかあったと取り上げている。例えばキエーヴォとアタランタの試合だ。この試合ではアタランタFWヨシップ・イリチッチがペナルティエリア内でペルパリム・ヘテマイと接触して倒れ、一時はPKとジャッジされた。しかし映像で見ると、イリチッチの方から倒れにいったようにも見える。主審はVARの確認後PKをキャンセルしており、この迅速な対応を同メディアは評価している。

さらにミランとウディネーゼの一戦ではミランFWニコラ・カリニッチのゴールが1度は認められたものの、VARの結果オフサイドで取り消された。このシーンについても、判定までそれほど時間はかからなかったと評価されている。VARでゴール前での誤審は減りつつあるのは確かで、分かりにくさや時間の問題さえクリアできれば非常に有効なシステムなのは間違いない。同メディアは改善されてきていると評価しているが、VARの導入は成功と言えるか。