子供のスマホにフィルタリングしてる? 制限内容を親子で話し合った方がいいが・・・

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 子供にスマホを持たせる時、何歳から持たせるかという問題とともに悩ましいのが、どのように使わせるかだ。モバイル専門のマーケティングリサーチ機関「MMD研究所」(東京)とマカフィー(同)は共同で、スマホを所有する中学生の親845人と、スマホを所有している中学生323人を対象に「親と中学生に聞く初めてのスマートフォン利用の実態調査」を実施した。

 最初に親に「子のスマホへのフィルタリングサービス適用の有無」を聞くと、「利用している」という人は半数以下の48.5%だった。「利用していない」は34.9%、「分からない」という親も16.6%いた。フィルタリングサービスもしくは機能制限を設定している親464人にその管理方法を尋ねると、「最初に設定を行ったきり何もしていない」が最も多く67.5%だった。「保護者管理画面などを通して管理している」人は18.8%、「ときおり設定を変更している」人は13.8%で、フィルタリングなどを行っている家庭でも、親が継続的に管理できているところは少ないことが判明した。

 フィルタリングなどによって一部機能が使えなくなることを中学生自身はどう受け止めているかを、フィルタリング設定している中学生(124人)に聞いてみると、一番多かったのは意外にも「制限があっても、特に気にならない」(37.9%)だった。「制限がかかっているので、安心して使えている」という中学生は14.5%、「制限があっても、良くない広告やサイトが表示されるのであまり意味がない」とする就学生は29.8%の一方で、「親から制限されているスマホは嫌だ」と考えている中学生も14.5%いた。

 「スマホを利用していて起こったこと」を中学生に質問すると、「サイトやアプリにひわいなバナー広告が出てきた」が一番多く61.3%となった。この数を昨年の調査と比較すると、1年で約3割増えているという。次いで「迷惑メールが送られてきた」(29.1%)、「直接知らない人とSNSやメールなどでつながっていた」(18.9%)と続く。この数字をフィルタリングの利用者と未利用者で比べてみると、「サイトやアプリにいやらしいバナー広告が出ていた」は利用者60.0%、未利用者70.1%。「迷惑メールが送られてきた」は利用者29.6%、未利用者30.8%で、フィルタリングの効果があまり出ていないことがうかがえる。また、「サイトやアプリにひわいなバナー広告が出た」ことを把握している親は5.4%のみ。「ワンクリック詐欺の画面が出てきて、お金を請求された」ことを知っている親もたったの2.7%で、フィルタリングなどの使い方に課題が残ることが分かった。

 フィルタリングについては、「親と子供で確認し合いながら設定したらいい」と考える親が56.2%いる一方で、「親と話したことはなく、制限内容を知らない」中学生は41.1%。現在フィルタリングを利用している家庭もしていない家庭も、一度、親子でスマホの使い方や制限について話し合ってみるといいのでは?