決勝点は「自然にダイレクトで打てた」と振り返った。写真:徳原隆元

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[天皇杯4回戦]浦和2-4鹿島/9月20日/熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 殊勲の決勝点。しかし、ヒーローの語り口は淡々としていた。
 
「鹿島としては、やってはいけない試合だった。こういった展開の時こそ、自分たちがやるべきことを整理しながら、試合を進めていかないといけない」
 
 そう語った中村充孝は、攻守に効いていた。決勝点はもちろん、守備にも奔走し、しっかりと役割を果たした。
 
 同点に追いつかれた後は、「スペースもできていたので、自分たちが勝ち越せると思っていた」という。結果的に2点を追加して勝利し、王者の底力を見せつけた。とはいえ、冒頭の通り「やってはいけない試合」だったのも事実だろう。

  残り8試合となったリーグ戦で首位に立ち、連覇がかかる天皇杯も準々決勝進出を決めた。ただ、直近の新潟戦も含め、内容が不安定なのは気になるところ。2冠達成に向けて、勝って兜の緒を締める。鹿島伝統の考え方を継承する背番号13に、慢心はない。

取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)