ニュー・オーダー、元ベーシストのピーター・フックとの争いに終止符

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 ニュー・オーダーと元ベーシストのピーター・フックとの間で続いていた、英高等法院での争いにようやく終止符が打たれたようだ。

 フロントマンのバーナード・サムナー、ドラマーのスティーヴン・モリス、そしてキーボーディストのジリアン・ギルバートがフック抜きでニュー・オーダーを再結成した2011年以降、約200万ポンド(約3億円)以上の未払いロイアリティが発生していた主張するフックが訴訟を起こし、今年中に裁判が始まる予定だった。

 2年前にロンドンで行われた2日間の予審でフックの弁護団が提出した書類によると、2011年には新生ニュー・オーダーの3人が<ニュー・オーダー・リミテッド>という会社も設立しており、1992年に<ファクトリー・レコード>がつぶれてからフックを含む4人で設立した<Vitalturn Ltd.>という会社が管理していたバンドのトレードマークや関連する営業権のライセンスを受けていた。フックはこの新たなライセンス契約について知らされておらず、許可も出していなかった為、彼の弁護士たちはこれが”既成事実”であると述べていた。

 その後ニュー・オーダー側も、フックの新バンド、ピーター・フック・アンド・ザ・ライトが、ニュー・オーダーやジョイ・ディヴィジョンの資産をマーチャンダイジングやライブのプロモーションに使っていたとして彼を逆告訴した。ピーター・フック・アンド・ザ・ライトは、ニュー・オーダーとジョイ・ディヴィジョンの楽曲を定期的に公演やツアーで演奏していた。

 ニュー・オーダーは公式ウェブサイトで2017年9月20日、双方が“完全かつ最終的な合意”に達し、「ジョイ・ディヴィジョンとニュー・オーダーの名前は多くのファンにとって大きな意味を持っており、バンドはこのレガシーを守ることが大事だと感じていました。この問題が解決したことを受け、バーナード、スティーヴン、そしてジリアンは、音楽を制作しライブをするという、自分たちが一番得意とすることを続けていくことができます」と無記名の声明で発表した。フックの代理人からコメントは得られなかった。