会談を行う康長官(左)と王外相。手に持っているのは平昌冬季五輪・パラリンピックのマスコットの「スホラン」と「バンダビ」(外交部提供)=20日、ニューヨーク(聯合ニュース)

写真拡大

【ニューヨーク聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と中国の王毅外相が20日(米東部時間)、米ニューヨークで会談した。

 韓国外交部によると、会談で王氏は中朝の密輸取り締まり強化措置などを含め、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を徹底的かつ全面的に履行する意向を示した。

 両氏は北朝鮮の6回目の核実験や相次ぐ弾道ミサイル発射は安保理決議の明白な違反であり、朝鮮半島や国際社会の平和と安全に対する深刻な脅威だとして、朝鮮半島の平和定着に向けた努力を共に強化していくことで一致した。

 康氏は対北朝鮮制裁決議の全会一致の採択で中国が重要な役割を果たしたことを評価。決議の徹底的かつ透明な履行のため、積極的な役割を担うよう改めて要請した。

 王氏は安保理決議を履行する意思を表明しながらも、北朝鮮核問題の解決に向けた対話と交渉の必要性を重ねて強調した。

 両氏は中国が強く反発している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備についても議論。康氏は中国の経済報復措置により、ロッテなど中国に進出している韓国企業の経営環境が厳しさを増していることは国民感情を悪化させるだけでなく、他国の企業にも中国進出のリスクを認識させるものだと指摘し、中国政府の対応を求めた。これに対し、王氏はTHAAD配備の撤回を改めて主張したという。

 一方、両氏は今年で国交正常化25年を迎えた両国関係の発展を目指し、意思疎通や交流を続けさらなる関係発展を図ることで一致した。