連続得点の“世界記録”は、レアルでもサントスでもなかった!?

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 20日に行われたリーガ・エスパニョーラ第5節で、ベティスに0−1で敗れたレアル・マドリード。連続得点試合は「73」でストップし、サントス(ブラジル)が1963年に達成した公式戦連続得点の“世界記録”更新はお預けになったと、国内外の複数メディアが報じている。しかし、実はさらに長期間にわたってゴールを挙げたチームがあったようだ。20日付のスペイン紙『アス』が伝えている。

 同紙によると、そのチームとは、リーベル・プレート(アルゼンチン)だという。リーベル・プレートは、1936年から1939年にかけて公式戦96試合連続ゴールを記録。同期間に316得点を挙げ、6つのタイトルを獲得した。なお、最も多くゴールを挙げたのは、元アルゼンチン代表FWホセ・マヌエル・モレノで、77得点をマークしたとされる。

 なお、リーベル・プレートは1940年代に入ると、変幻自在のポジショニングと破壊力抜群の攻撃で国内外のタイトルを立て続けに獲得。「ラ・マキナ(機関車)」の異名をとり、後に、オランダのトータル・フットボールの原点になったとも言われている伝説のチームだった。

 もちろん、リーベル・プレートの記録が“ワールドレコード”という確証はなく、世界にはさらに長期間にわたってゴールを決め続けたチームが存在するかもしれない。レアル・マドリードやサントスの記録も十分に驚異的だが、サッカーはそれだけ奥が深いスポーツだと言えそうだ。

(記事/Footmedia)