火曜日の試合ではRBライプツィヒを相手にも勝利を飾り、クラブ史上最高の開幕ダッシュに成功したFCアウグスブルク。だがこの試合の終盤で主将のダニエル・バイアーが、相手指揮官のラルフ・ハーゼンヒュットル氏に対して、右手で自慰行為の仕草をみせ大きな騒ぎへと発展している。

このことについて、当のバイアーは「90分間もの間、僕たちはタフな戦いをし続けていたんだ。ちょっと感情が高ぶることもあるさ」と述べ、「試合中には選手や審判に対して、そういう感じのことは日常茶飯事だ。そして試合が終わったら、みんなすっきりとするもんだよ。そんな大したことじゃないさ」とコメント。「まぁ、アウグスブルクに負けたんだから、気持ちはわからなくはないけどね」と言葉を続けた。

さらにアウグスブルクでマネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏も、「選手がその後に謝罪に向かっているのだから、この話はもう終わりだ。感情が高ぶってのことだよ」と大きな問題として捉えないよう強調。ただ審判員が見ていなかったことから、DFBが調査に乗り出すことを明らかにしたのだが、それでも「もしこんなことで、処分を受けるならお笑い沙汰だよ」との考えを述べている。


その一方で同選手から試合後に、その右手で握手を求められ、断固として応じなかったラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、「誰もがあの姿をビデオでみたはずだ。いくら気持ちが高揚するとはいえ、あんな行動は前代未聞だ。試合中に審判員が見ていなかったことが残念でならないよ。」と怒りをあらわにしており、謝罪を受け入れなかったことについては「なんでも許せばいいというものでもないだろう」と反論。「もしもうちでこういった問題があれば、ちゃんと指摘してくれるのは相手指揮官だけではないのだがね」と、クラブ首脳陣の対応にも批判を展開した。


だが翌日になって、バイアー本人は謝罪の声明を発表している。「夜にいろいろと思い返してみて、主将としてふさわしくない振る舞いをしてしまったと思う。感情が先走ってあのようなことをしてしまったんだ。理由は自分でもよくわかっていないけど、でもこれで気分を害したすべての人々に謝罪する。練習前にチームメイトにもそれを伝えたし、せっかくの勝利に水をさしてしまった。ライプツィヒの首脳陣にも別の考えをもってもらえたらうれしい。試合の後ではピッチでもその後はロッカールームにも謝罪に行っているんだ。誤解を解くために。」


そんな最中にDFBスポーツ裁判所は月曜、ロイター氏の考えとは裏腹に、バイアーに対して1試合の出場停止処分と罰金2万ユーロを支払うよう求めることを判断。すでに選手自身がこれを受け入れていることから、この処分はすでに確定した。これによりバイアーは、週末に行われるシュトゥットガルト戦を欠場することになる。

アウグスブルク、ツェルナー氏がアシスタントとして復帰


またアウグスブルクは、アシスタントとしてトビアス・ツェルナー氏が復帰することを発表した。2012年から昨年まで、マルクス・ヴァインツィール監督の下でコーチ業を営んでいた同氏は、その後にヴァインツィール氏につきそう形でシャルケへと移籍。しかし昨季限りで解任となっている。

「またアウグスブルクに戻ってこれて素晴らしいよ。ここのチームとの取り組みが楽しみだし、復帰させてくれた首脳陣に感謝している」と、クラブ公式にてよろこびをみせ、ロイター氏は「ここで4年に渡り素晴らしい仕事をしてくれた。チーム、ストラクチャー、哲学にとてもマッチしている。プラスになると確信しているし、より個別に集中していくことができるね」と招聘した理由について説明した。