このほど「日本の道端がきれいなのは国民性が原因ではなかった」との「発見」が韓国のネット掲示板に投稿され、ネットユーザーの間で議論が起きている。写真は日本。

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日本を旅行した韓国人がブログやネットの掲示板につづった「旅行記」には定番と呼べるネタがいくつかあるが、日本で驚いたこととしてかなりの割合で言及されているのが「日本の街のきれいさ」だ。「週末の朝でもごみ一つ落ちていない」「繁華街なのに散らかっていない」など、東京や大阪などを実際に歩いた人たちが、韓国の都心部などの光景と比べ「感心した」と投稿している。

韓国では、こうした街の様子を日本の国民性の表れだとする解釈が一般的なようだが、このほど「日本の道端がきれいなのは国民性が原因ではなかった」との「発見」が掲示板に投稿された。投稿者は最近、鳥取に旅行したという人物。観光タクシーで街を巡る道々、鳥取が故郷というドライバーとさまざまな話をしたという。彼が「街がきれいでうらやましい」と言うと、ドライバーは「昔はものすごく汚かったし、何でも地面に捨てて歩いたものだよ」と驚きの回答、そして「法律が厳しくなって処罰も重くなったから『半強制的』にきれいになったんだ」と教えてくれたそうだ。

「日本人がきれい好きだから街もきれいというわけではないんだって」とこのエピソードを紹介した彼だが、他の韓国ネットユーザーの書き込みをみると、反論が多いようだ。

「運転手さんの話は一つの例であって、結局は国民性だよ」「清潔さに執着する国民性だね」というものや、「そういう法律や決まりをきちんと守るというのも国民性では?」「取り締まりをしようという意思も国民性の表れ」との説明だ。また「韓国だって法律もないわけじゃないし、取り締まりもやってないわけじゃない」なのにきれいにならないのは、やはり背景に国民性の違いがあるからだとの主張も。「サッカーU20の日本代表が韓国に来て、ロッカールームをきれいに掃除して帰ったということだけみても、処罰どうこうの話じゃなさそう」と例を挙げる人もいる。

また一方では、国民性でも法律や処罰でもない別の原因があると主張する人もおり、「清掃要員がたくさんいて、掃除をよくするから。日本でも繁華街ではポイ捨てがあるし、韓国と変わらないよ」「温泉とかでも日本人は身の回りをきちんと整頓するね。そういう教育を受けてるんだ」といった指摘が寄せられた。

さらには「強制的にでも枠をはめられれば、国民性もそれに合わせて変化するんだろう。韓国もポイ捨ての取り締まりは厳しくしなきゃ」「周りの人たちがみんな決まりをちゃんと守る様子を見て生活するうちに、自分も処罰とは関係なく決まりを守る習慣が自然に体に染み付くんだ」など国民性や処罰がそれぞれに作用して「結果」につながっているという指摘もあった。(編集/吉金)