今夏加入したサラーと破壊力抜群の両翼を形成するマネ。出場停止が明ける7節のニューカッスル戦以降の大爆発はなるか。 (C) Getty Images

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 クロップ体制3年目を迎えたリバプールは、成熟度を増したゲーゲンプレスを駆使し、3節にアーセナルを4-0で破るなど、快調なスタートを切った。
 
 しかし、ここにきて、早くも急ブレーキがかかっている。9月に入ってから勝利に見放されたレッズは、公式戦2分け2敗と4試合も勝ち星から遠ざかっている。
 
 その発端が公式戦4連勝で迎えた4節のマンチェスター・C戦だ。セルヒオ・アグエロに先制点を奪われると、38分にエデルソンに対する危険なチャージで大黒柱のサディオ・マネが一発退場。その後は攻守にチグハグで、5失点を喫してしまった。
 
 その後、チャンピオンズ・リーグのセビージャ戦は追いつかれてのドロー(2-2)。格下のバーンリーとも引き分け(1-1)、19日に行なわれたリーグカップの3回戦では前線のタレントを休ませたものの岡崎慎司に1ゴール・1アシストを許してレスターに敗戦(0-2)。早くも獲得可能なタイトルが一つ消滅してしまった。
 
 この体たらくの最大の理由は、マンチェスター・C戦の退場で3試合の出場停止処分を受けたマネの欠場。バーンリー戦、レスター戦ともにマネがいれば結果も違っていたはずだ。
 
 マネが昨夏に加入してから現在まで、リバプールが消化した公式戦は全56試合。そのうち出場時の成績は23勝9分4敗(勝率63.8%)、一方で、欠場時は8勝5分け7敗(勝率40%)と、その差は歴然だ。昨シーズンも1月のアフリカ・ネーションズカップ参戦のためエースがチームを離れた際に、チームは一気に下降線を辿っている。
 
 今シーズンのマネは、ここまでリーグ戦4試合・3得点と絶好調で8月度のプレミアリーグの月間MVPにも選出された。凄みを増すそのプレーぶりに、バルセロナやレアル・マドリー、さらにユベントスも今冬の獲得に興味を示していると、イギリス『デイリー。メール』紙が報じている。
 
 もちろん、今夏はコウチーニョに対するバルセロナからの1憶ポンド(約145億円)のオファーを跳ね除けたユルゲン・クロップ監督が、今や大黒柱となったマネの放出に首を縦に振るとは考えられない。
 
 いずれにしろ、リバプールが28年ぶりのプレミアリーグ戴冠を果たすには、マネ健在が欠かすことのできないキーファクターだ。

文・ワールドサッカーダイジェスト編集部